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朝ご飯って食べる気しなくない?

誤字ありそうです、気にしないで

小鳥のさえずりが聞こえてきそうな朝である。

昨日カレーを食べて終わったあと適当にゲームをして寝た。

現在朝8時、天馬の部屋である。


「お兄ちゃん、起きて!朝ごはん食べて」

「ん〜…ん…明後日の方向にむかってはしるんだぁ…〜」


美桜が少し揺さぶって起こそうとすが、ベットにだらしなく寝ながらそんな寝言をはく天馬。

今日はたまたま服を着たまま寝ていたから助かった。


「……美桜…?おはよう」

「あ、珍しい案外すぐ起きた」


目の覚めた天馬はまだ眠たそうに目を擦りながら起き上がる。


「うーん…美桜〜眠いよ〜、体調は?大丈夫なの?」

「眠らないで…体調は〜…まだちょっと…でも普通に歩ける位には回復したよ」


そんな会話をしながらゆっくり立ち上がって朝ごはんを食べに行く。





「うーん…パン美味しい」


ちびちびと食パンをちぎって食べながらそんな事を言う天馬。


「まだ微熱があるから今日までは休んで明日から学校行こうかな」

「うん、それでいいと思うよ、無理しても良くないし」


そんな会話をしながら食事の手を進めていく。


「美桜、コーヒーでも飲む?」

「うん」


2枚あるパンの内1枚を食べ終わった時。

天馬は不意に立ち上がりそんな事を美桜にきく。

"オッケー"っと天馬は美桜に返事をしてコップをとってコーヒーを2つ淹れる。


「砂糖とかシロップとか入れる?」

「いらなーい」


その返事だけ聞いて美桜の前にコーヒーを置く。


「熱いから気をつけて」

「うん」


2人でコーヒーを飲みながらゆっくり一息つく。

天馬は昨日結構遊んでから寝たし、美桜は体調崩してたので、こうやってゆっくりコーヒーを飲む時間は凄く落ち着く。


「ふー…姉貴ってずっと寝てるけど今日休みなのかな?」

「うん、休みって言ってた」


"ふーん"っと返す。

正直美桜が元気なら遊びに行けたが、流石に休んでいてほしい。


「そう言えばさ、姉貴って俺がゴタゴタしてたからヘルプで呼んだけど、いつ帰えるのかな?」

「うーんどうだろうね」


ちょっと一息ついてから天馬は立ち上がる。


「よし!暇だから姉貴起こしてくる!」

「うん行ってらっしゃい」


そう意気込んでから楓の部屋まで行く。


「す〜…ピー」


そんな寝息を立てながら楓は寝ている。

楓は天馬より寝相はいいのだ、と言うより家族で唯一で天馬が寝相は悪いのだ。


「姉貴ー起きろー朝だぞ朝」

「ん…ん、天馬?おはよう」


かすれた声で挨拶する楓。

まだ全然眠たそうである。


「おはよう姉貴、朝飯食ぞ!」

「はいはい…」


眠たそうに目を擦る楓を引き連れてもう一度椅子に座って3人でパンを食べる。

何故か楓を連れてきた時点で楓の分のパンが焼かれていて、流石美桜だなと感心した。


「おはよ、お姉ちゃん」

「おはよう」


楓は自分の前に置かれているパンを食べつつ美桜に挨拶を返す。


天馬は自分の分のパンを食べ終わり立ち上がる。


「姉貴もコーヒー飲む?」

「入れてくれの?有り難くいただこう」


無駄に丁寧な楓の返事を聞いて天馬は楓の分のコーヒーを淹れる。


「あ、天馬!お姉ちゃんの分、砂糖入れといて」

「オッケー」


楓の要望に応えて砂糖を入れて楓の前に出す。


「ありがとう!」


楓は出されたコーヒーを飲んで口を開く。


「これ美味しいね」

「だねー次からコーヒー買う時はこれにしようかな〜」


そんな軽い会話を交わす。


「そう言えばさっき美桜と話してたんだけどさ、姉貴っていつ帰るの?」


さっきの疑問の答えを求めて、楓にそんな問いを飛ばす。


「うん?まあ全然要られるよ、借りてる家もそこまで遠くないし、仕事にも支障でないし」


それを聞いて美桜と天馬は同時に"ふーん"相槌をうつ。


「そう言えばお兄ちゃんってバイトどうしたの」

「あは〜…そのバイトね、緊急で忙しい事があったから辞めるって連絡はしたけど…ほぼなんの手続きもせずにそれだけ言って行ってないからほぼ飛んだみたいなもんかな」


美桜の問いに言いにくそうに天馬はそうやって答える。

美桜も傍らで聞いていた楓も苦笑いしている。


「いやー…ほんと申し訳ない、こんど謝りにでも行こうかなって考えてる」

「まぁ、しょうがないんじゃない?バイト先に朝起きたら女になってましたって言っても信用されないだろうし」


美桜が励ますようにそんな事を言う。


そんな幾つかの会話をへて、全員が朝食を食べ終わる。

美桜は体調回復の為に部屋に戻ってゆっくりしとくと言って部屋に戻った


「あー何しよう、暇ー姉貴ーなんかどっか行けない?」

「えー今日はちょっとダラダラしたいなー」


ソファーにもたれかかりそんな事を言う天馬に楓はそんなふうに返す。


「しょうがないなー、一人でコンビニでもいくかー」


天馬はそう言って立ち上がる。


「あ、じゃあプリンでも買ってきて」

「はいよー」


そんな会話をしながら天馬は玄関から外に出る。











最近ドストエフスキーの罪と罰を読んでる、面白い

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