表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/44

カラオケで自分以外知らないマイナーな歌って気まずくて歌えなくね?

曲名は適当に考えました、もし実際にあった場合報告いただいたりしたら変えます。

「ふー…何しようか…」


先程楓が美桜を連れて病院に行ったところだ。

一人になった家内には妙な静けさが起こっている。


「ゲームしようかな〜?あ、でもすこし配信が滞ってるしな〜…いまサボってたら離れて来ちゃうし…でもまだ朝日だし見る人少ないよなー」


リビングのソファーで寝っ転がって携帯をいじりながらそんな事をすこし呟く。


「……外いくかーカラオケいきてー」






1時間ばかり経ってカラオケ店につく。

2人で。


「天ちゃん何歌う〜?」


そんな声が隣から聞こえてくる。


事の顛末を説明しよう。


(カラオケ行くにも朝っぱらから一人でってのも寂しか…でも他の友達は学校だしなー)


少し迷う。

結果、いま遊べそうで会える人を考える。

そして行き着いたのが恋華である。

聞いてみたらちょうどバイトも休みでダラダラしていたらしい。

"綺麗に予定があって運が良いなー"などと思いながら恋華の家に行き合流、カラオケの流れである。


「いやーねー学校サボってカラオケはどうなのよ天ちゃん〜」


飲み物を持ってきた恋華がそんなふうに問いかけてくる。


「ま、ま、どうでもいいじゃないですか?てかあんさん急に呼び出しちゃったんだけど大丈夫ですか?」

「全然大丈夫よ、何もないし」


そんな会話を飲み物を飲みながら話す。


「さてさて!天ちゃん何歌う?」


恋華が問いかけてくる。


「うーん…」


考えながら色々操作して曲を入れる。



天馬の一曲目が歌い終わり画面は点数に移り変わる。


 曲名〈あの夜に〉

《98.72点》

 全国平均〈82.23点〉

{評価}

〈ほぼパーフェクト、後少し音程を意識しましょう〉


そんな事が書かれた画面が映し出される。

2人でそれを見て少し無言になる。


「天ちゃん歌上手!一発目でこんな高得点出せるんだすげー」


そうやって褒めてくる。


「いや〜…自分でもびっくり普通に80点前半くらいかと思ってた」


そんなこんでこんどは少し時間が流れて恋華が曲を入れながら。


「よし!じゃ私が見せてやる!」


などと意気込みをいって歌い始まる。


3〜4分経って恋華が歌い終わる。


 曲名〈氷の愛〉

《90.75点》

 全国平均〈83.72〉

{評価}

〈リズムと音程は完璧に近い、発音を少し綺麗にするよう意識してみましょう〉


「……まけ…った…」


画面が移り変わると同時にそんな風に恋華が声を上げ肩を下げる。


「いやいや、曲その物の難易度もあるし、あんさんもすげー上手いと思うよ?」


そうやっていってフォローを入れる。


「ち…ちくしょう…配信で歌とか結構歌ってるし事務所でボイトレとかもやるのに…」


だがまあ、少し悔しかったらしい、あんまりフォローしてもそんな事を吐く。


「あ、そう言えばその配信関係の仕事はないんですか?」


少し空気を変えるためにそんな事を言う。


「オフ会があったでしょ?そのために結構片付けたからあと2日くらいはもゆっくりできると思うよ、片手間のバイトも今月そんなにシフトないし」


そんな返答を聞いて、流れを変えられた事をすこし喜ぶ。


「さてさて、じゃんじゃん歌ってこう〜!なんならお昼の時間だしなんか注文してもいいよ!ここは大人の余裕奢ってやらー」

「え?!マジでよっしゃーじゃあ遠慮なく注文しちゃおう」


メニューを開いて、注文を決めてから店員さんを呼ぶ。


「じゃあこのポテトと唐揚げで」


そんな風に注文して、少しずつ2人で食べながら曲を歌う。

急遽会ったがそんなこんなで楽しい時間が過ぎたのだった。



「いやー楽しかったねー」


お店を出てそんな会話をする。

時計を見れば13時を示している結構長いこと遊んでいたらしい。

美桜と楓には一応連絡してあるから大丈夫だとは思えが楓が暇してる事を危惧して、早く帰らないとな〜っと思う。


「はい天ちゃん乗って!」


そんな事を考えているとヘルメットを渡して恋華がそんな風に言ってくる。

だから遠慮せず貰ったヘルメットを付けてバイクの後な跨る。


「あんさんありがとう御座います、今日は急に呼んじゃったのに、奢ってもらって送ってまで貰って」


バイクに乗りながらそんな事を言う。


「いいよ別に〜私たちの仲じゃん!てか今日は配信するの?見たいんだけど」


恋華は感謝されたことに少し照れながらもそんなこと聞いてくる。


「今日は多分しますね、よかったら見に来て下さい!あ、でも配信で使ってるアカウントではコメントしないでね」 

「はは、了解」


そんな会話をしながらバイクは発進する。


何十分か揺られて天馬の家に着く。


「じゃ、今日はほんとにありがとうございました」


そう言って、軽く頭を下げる。


「うん!じゃあバイバイ」


恋華はそれを見ながら手を振る。

そうして前を見直して自身の家に帰っていく。


扉をあけて機嫌良く"ただいま~"っと呟く




遅れて申し訳ございませんでしたー!!!

誤字あったら教えてください!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ