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髪切ったり、長い間休んだりした時に行く学校は何故か結構気まずい

いやー誤字多いですね多分

「え?あー分かった美桜ちゃんの友達でしょ?美桜ちゃんなら今部屋で、勉強してるよ!」


そんな台詞が耳に入った瞬間、天馬は一旦ガシャンとドアを閉めて外に出た。


(よし、美桜に連絡しよう、そうしよう)


以下チャットの内容である。


天馬〈美桜へ、なんかいます、しかもなんかお兄ちゃんの現状が伝わってないみたいです。〉


美桜〈諸悪の根源は既に寝ました、私のせいにしないでね?それとしっかり話そうね?幼馴染みたいなものでしょ?因みに2人とも来てます〉


なんて返信が返って来る。

因みにそのご何を打っても既読すらつかなくなった。

まあそのへんは勉強の邪魔をするのも不本意だし仕方がない。


「よし覚悟を決めたぜ」


そう小さく呟いて扉をあけ再度家に入る。

"ヤツ"はもう玄関には居ないようだ。

呼吸を整えるそうして、リビングにゆっくり歩いていく。


「ん?誰だ」


リビングつくやいなやそんなことを今度は女から言われる。

っと同時に先ほどの男が女に対し話す。


「いや、上がり込んでる身なんだからこっちの知らない人がいたところでガン飛ばすのは止めようよ…」


なんて女の方を諌める。


「やあやあ、君たち何、人んちでくつろいでるのかな?」


取り敢えず平然を装って、そんな事を言う言う。


「「?」」


一旦全員の頭に?が浮かんでから、空気に耐えかねて、取り敢えず急ぎ目で自分の部屋に向かう。


「うん、気まずすぎないか?」


そんな小さい言葉が天馬の口からこぼれるのであった。







俺達は、ずっと一緒だった。

正直、なぜここまで曲解せずに何年も3人で居れたかは分からない。

皆性格はバラバラだし、好きなことだって全然違う、だけど互いが互いの事を親友と気軽に呼べるくらいには仲良くやってた。


「天馬どうしたんだろうな」


目の前の女がそんなふうに話しかける。


「さあ?アイツでも長く休むことあるんだな」


そんな適当な会話をする。


「俺は心配だよ〜なんか返事も曖昧やしな」

「どうする?休みの日にでもいこうか?」


心配の意を伝えると、そんな返答がかえってくる。


「うーん、でも迷惑掛けねーかな連絡しとく?」


少し未来のことを考えそう発言する。

体調が悪いと聞くし押しかけて迷惑をかけるのも良くない。


「それもそうか…天馬に連絡する?」


そう言われて、少し考える。


「いや天馬より美桜ちゃんに連絡したほうが、天馬が美桜ちゃんに許可とる必要も省けるし一石二鳥じゃはい?」


そう発言すると納得したように目の前の女も首を縦に振る。


「ところで、夢那ゆめな次の授業の準備は終わったのか?」


そうすと、夢那は"あ…確かに"っとだけ言って自分の席に戻っていくのだった。




少し時間は流れ日曜日の昼12時である。

美桜に連絡すると"勿論良いですが…少しややこし事になるかもです、それとお兄ちゃん、今日は少し出かけてて帰りが遅くなるらしいですが、まあ食事も出しますので、早めに来ていただいても全然平気です"との事だ。

正直、兄の男友達から数年動いて居なかったのにメールが送られてきて、少し警戒しただろうがとても丁寧な、返事だ。

正直あの兄と姉で、ああなる理由があまりにも分からん。


「お腹すいった♫」


そうしてこの女である。

この夢那という女、見た目はなんかやんちゃしてそうで尚且つ凄く素行が悪いで有名だが案外阿呆の子の一面もあるのである。


「おいおい、あんまりがっつくなよ?迷惑かけちゃ元も子もないじゃない」


なんて注意してみるが…耳に入ってはいなさそうだ。


「てか、珍しいな天馬が出かけるなんて、アイツ殆ど家から出たくない星人だから何時もアイツの家に行ってたのに」

「さあ?まあ別にたまには出るでしょ、超インドア派って感じでは無いし」


なんてほぼ名誉毀損な会話をしながら、適当にプラプラと歩く。

何やかんやして天馬の家に着く。


「インターホン…面倒から押しかけて良いかな?」


なんて夢那は言うが無視してインターホンを押す。

そうすれば数秒もしないうちに。


「あ、入って良いですよ〜」


っと声が響く。

そうしたのと同時にガチャっと無神経女が無作為にドアを開けた。


「あ、甘苗あまなえさんかがりさん」


なんて事を言いながら目の前の少女は少し、お辞儀をしてくる。


「良い良いよ美桜、なんか仰々しい、もっと私達には適当に、"あ、きたんすね"位のニュアンスで」


そんな事を言う、夢那にそんな気遣いじみた台詞が吐ける事に少々驚きつつも話す。


「いやーほんと急にごめんね、ていうかどう?天馬いつ頃返って来るかな?」


っと問いかけてみるが残念ながらいつ帰ってくるかはわからないみたいだ。


「いやーてかごめんね電話かけた時、出てくれたのってもしかして美桜ちゃん?楓さんかどっちか分からなくて、すこし仰々しい感じで切っちゃったけど…」


そういえばと、前の事を思い出して、謝っておく。

この問いかけに美桜はキョトン?っとした感じなので、多分前のは楓だったのだろう。


「さあ?少し…まああがってください」


なんて会話をしながら家にあがって行くのだった。

なんか思ったより早くできたから早めに投稿

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