ネットだと結構性別は分かんない
今日は下ネタないよ!誤字脱字はあるだろうけどね!
少しして止まった時を破るように自室に急いで戻ってきた天馬。
そしてパソコンの前に座り電源を付けゲームを開く。
そうすると
aren〈あ、天さんこんにちは!〉
っとそう言うチャットがゲーム内の画面に表示さされる。
天鬼〈あんさん、こんにちは!〉
そうやってarenからの挨拶を返す。
aren〈天さんってオフ会行くんだよね?〉
天鬼〈うん行くよ〜!〉
aren〈そんじゃさっき日体決まったから教えるね!〉
天鬼〈あーあざす!〉
そんな掛け合いをしながら少し待つ、恐らく予定を書き込んでいるから時間が少しかかっているのだろう。
aren〈とりあえず日曜日な!あと募集かけたら未成年多かったからお昼の内、だいたい4時くらいには解散になりそうって、でも大人組はもしかしたら2次会になるかもとのこと〉
天鬼〈なるほど!okです!〉
aren〈会場はチャットアプリの方に貼ってると思います〉
天鬼〈了解でーす〉
とそんな会話がありそこからゲームでのクエストをarenと受注して遊び始める。
aren〈天さん、通話できない?〉
天鬼〈個チャで?〉
aren〈うん!〉
そんな会話があってarenからのコールがかかってくる、それを2コール位で出る。
「あんさん?どうしたの?急に通話なんて」
「あ、天さん……?」
何故か間が生まれる。
それに対し口に出そうなくらい強く"何この間!!"と思ったが心の中に抑える。
「いや、天さんが女性って聞いてまたパチ好きさんの冗談かと思って」
「あーなるほど…」
このarenの声を聞いて少し納得する、結構ネットの世界だとそう言う、嘘を付くノリが許されるのだ、まあその人の普段の行いにもよるが。
「何だそんな事か、てかあんさん!続きしましょう!自分このイベント時間やばいから!キャリーおなしゃす!」
「うん、分かったよ」
少し沈黙が出来ていたがそんな天馬の声がありお互いゲームに集中する、まあ二人ともそこそこのゲーマーなのでゾーンに入ってしまえばそれまで生声で会話が気まずくても案外出来るもんで殆どゲームに関する会話のみで3時間ほどぶっ続けでやる。
「くうーやっとイベント終わったー」
っとそんな声を天馬は発する、そしてその発言から一段落つけるため一旦の休憩に入る。
「おつかれさん!そう言えばだけど天さんって何歳?」
「ん?自分ですか?自分はピチピチの16歳ですね!」
「おお!JKってやつ?」
そうやってゲームの話以外でやっとまともな会話が繰り広げられる。
「いやー天さんにJKとか言うの何か違和感だなー」
「いや別にチャットでの口調とか見ると全然貴女にも同じ事言えるよ?」
あははと少し苦笑のような笑い声が聞こえてくる。
「あんさんは、何歳だっけ?」
「私は18だよ!やったね!同じJKだよ!」
そうやって馬鹿みたいな甲高い声が響く。
「あんさんってたまにテンションおかしいよね」
「うぐ!年下のくせに…そうだ!天さん相手にさん付けするのも癪だから天ちゃんって呼ぼう!」
「文字数増えてますよ?あんさん」
「それは良いのだよ優位に立ってる感があれば!」
そんな馬鹿な会話をしている。
お互いクスクスと笑いながら喋る、そうして再びゲームに戻る。
何時間もやっているとガチャっと音が鳴り扉が開く。
「あへ〜?天馬〜?だれと〜しべってるの?〜」
っとフラフラと歩きながら楓が歩いてくる。
「おっと〜?天ちゃん親フラか〜?」
「ちょ…ごめん姉貴…一瞬ミュートするね」
そう言って一旦ミュートボタンを押し、後ろを振り返り楓に話始める。
「ちょ姉貴マジで今入らんでくれ!てか何で鍵かけてても入れるんだよ!」
「えふぇ〜?何でよー!もしかして彼氏ぃ〜?じゃあミュートと解除しなさい?!」
そう言って天馬を引きずり降ろしパソコンの前に座りミュートを解除する。
「あふぇ〜?どちらさんが私の天馬としゃべってるだ〜?」
「あ、妹さんにお世話になってます〜ゲームでお友達させてもらってるarenと申します」
そんな変な会話が繰り広げられる。
「マジでちょま…姉貴!」
そうやってミュートし直し、部屋から押し出だす。
ヘロヘロだったからか結構直ぐ押し出す事に成功した。
「あんさん、ごめんごめん。」
そうやってミュートを解除して謝る。
「うん大丈夫、てか本名天馬って言うの?男っぽいねしかも姉の事を姉貴と呼びますかふーん」
「う…お願いだから他の人には言わないでね」
そうやって一応の釘を刺しておく。
後で姉貴に文句を言おうと考えながらゲームをし直す。
「大丈夫w言わないから」
「ほんとかな〜?」
そんな会話を笑いながらする。
もう11時程になりそのまま別れを告げてゲームを終わる天馬であった。
arenさんとは結構恋的なやつを書こうと思う!




