シンギュラリティAI と ハヤト
蠢動
ジェットは 王だ。カリナー聖国第一王子だった。7歳時 小国の アジュール王国第一王女と結婚、国外に 出される。カリナー聖国は、代々女王と巫女の国だったから、「…。という理由で、妹キャサリーンのもと(下)、伯爵になるか 隣国で王となるか、自分で選びなさい。」と、母である女王に啓された。アジュールは、大陸山脈小国群にある、海なしの 特産もない国だ。初めて キスをした、5歳のユキ姫は、甘い 果物の匂いがした。モシカしたら、つまみ食いを していたのだろう。聖国で 帝王学は、嫌という程 叩きこまれていた。聖国の 第一王子に生まれたら、普通は 勝ち組だよね。しかし、実際は 聖国一番、ツラく厳しい立場なのだ。政略結婚か、窓際族の ほぼ2択。はては、冒険者もいいかもしれない…が、命懸けは 同じだったろう。養子に行くのに、帝王学と 武力は 必須だ。弱っちい 戦略も解らない王子など、相手にされない。ジェットは、ガンバった。
帝王学と、武術に秀でた王は、小国では 終わらない、水面下で 隣国の王と結託、海岸線を持つ方の 隣国を攻め落とし、折半して お互いに、海あり国 つまり、塩を持つ 海産国になるのだ。ジェットは、19年かけて 国民皆兵士!を 目指させた。水っぽい 不味い食事、じゃなくて、いい塩梅の 魚や貝類を、お腹いっぱい食べる!を、目指させた。結託した両国は、塩や海産物で、ボッタクる 憎い敵国に、隠密裏に 訓練を行った。両国民、皆忍者!の様相なのだ。幼児は、戦えない 老人や 大人達と、炊き出しや イザと言うときには避難を。少年少女も 男女問わず、国民一願となり、ジ力を蓄えた。それは、真っ白な紙を、ジワジワと 真っ黒に染めるように。
ジェット王達に、狙われている 海岸線を誇る国は、外交でも 外商でも、全く危機を感じなかった。先代から 努力中の、大きな川に沿った 泥地を、美味しい米が みのる田んぼにしようとかガンバり、大陸山脈から拡がる、森林を開墾している 貧乏国と、蔑んでさえいたのだ。ジェット王は、「来年の今頃は、塩とスパイスの効いた、ウマいステーキを食べる!」と、夕食時に 7歳になる 第一王子達に、確約した。ジェット王達は、平和ボケした 王や国民も 小物揃いの 敵国を、イッキカセイに滅ぼす!弱肉強食で、理不尽なこの世界!勝ち組になるのだ!
ワープ
150階⇒【タイむワープ】と、筆と墨?で書かれた大扉がある。コタロが首を傾げ、3人は ついっと視線を逸した。このダンジョンの創造主、階をおうごとに、雑?になって来ているね?この層全部、どこかに飛ばす気じゃ?イリアが、「まさか、この間観た映画の、ジェラシッ○パークや ゴジラの世界とかでは?」が言うと、「流石に、ソコまで 手抜きはされないかと」ギュンターまで、猜疑心に 眉間のシワが3本で、全員お揃いやん。コタロが、両手で扉に触れると、自動で大扉は開いた。目の前に[奥多摩]の、バス停がある。フラグ立っていたね。「イリアは、予言者になれるよ!」と、感心すると、「どれだけ、いい加減なダンジョン主なんでしょうね、ハァ」ギュンターのため息を、始めてきいたよ。「ガメラともスラかもです!」いい子だね!コタロは。もう、突っ込むまい。
ボク達は、バス停の先の小店で、みたらし団子で お茶を飲みながら、他の観光客らしき人達と 世間話をした。あと、豚汁が美味しそうだったので、ソレも食べた。♡・♡・♡♡・♡♡♡鬱陶しいくらい、ハートマークが 浮かんて主張するので、AIと相談する。《鬱陶しいですね!何かムカつきます》…コレコレAIさんや、私情がダダ漏れですよ?《アザトさが、ウザいですが、エリクサーの材料の草が、この層で 採取可能です》……パーティ共有の情報でよろしく!《ラジャー》…AIって、ハートの人?と性格?似てないか?と、疑問符だらけになったよ。あっ、そういえば、ギュンターが とてもイヤそうに、入口の扉の紙に、[む]を☓にして厶、[タイムワープ]と、赤のマジックで、採点してた。汚い字と、誤字で、30点だって!ぷくく




