シンギュラリティＡＩ と ハヤト
作戦会議
６０階まで攻略したのは、１２月１８日。僕と コタロは、剣技的には、Ａ+級冒険者クラスに 上達していた。辺境都市のギルマスは、その攻略スピードに 舌を巻く。50階層ボスのドロップ品 大量のポーションは、思わず表情が 崩れる程に 嬉しかったが、短期間で持ち込まれる ドロップ品は、相場価格が おかしくなる程だが、辺境都市全体の 対応力を発揮し、究極倉庫を建て増す等 ブラック企業並みに、全職種がワーカーホリック化して、ガンバった。働けば 働く程 金になるのだ。値崩れしてないので、冒険者達も 負けずと、ダンジョンに潜る。瑠璃色の風は、辺境都市にとり 年末年始を 豊かにする風になっている。それでも パーティ名は 有名でも、ダンジョンから アイテムボックスで、ギルマスの 大会議室に ドロップ品を出すので、メンバーの顔等知るものは 多くない。唯一、攻略に必要な 食糧等の物資は、市場や 商店 屋台の店主などの、大お得意様のだ。航宙艦で 補給出来るが、それでは 長期間滞在しているから、不自然になる。コソコソは していない、堂々と辺境都市で 攻略パーティとして 暮らしているが ワザワザ目立ちたくはない、目立つと、面倒だから。辺境都市の 貴族や大商人も、余計な手出しをしなくても 充分儲けさせて貰っているので 静観してくれていた。只 ハヤトとコタロの 急成長で、戦い方を 変更してもいいと イリアとギュンターは 決断した。強力なマジックアイテム＝レーザやキャノン 麻痺光線等があるのに、危険を犯して これ以上他冒険者達と 同じ戦い方を する必要はない。６１階から 攻略は 一気に進み 最下層まで １月中に 作戦終了出来る。冬休み中に、ハイエリクサーを作成する！という、次の目標に ハヤトは、ロックオンしていると メンバーはもう知っている。其れ位には ３人ともに、ハヤトを理解し 仕えていた。其れ位には 3人ともに、ハヤトが 純粋に好きだった。作戦会議で、攻略方法の変更（何でも有り）を確認し、メンバー全員 ナゼか悪い顔をしている。ギルマスの 負担を少し 軽減してあげる為、あまり過ぎなドロップ品は、航宙艦で 一時保管することに決めた。値崩れは 誰の為にもならないのだ。
クリスマスイブ
この世界には、クリスマスがない。なので クリスマスイブもない。日本国人のハヤトは キリスト教徒ではないが、毎年イブは イロイロな意味で、その年の 大イベントであり、クリスマスには、年齢に見合ったパーティに参加 クリスマスケーキとチキン唐揚げを 必ず食べた。日本国限定の クリスマスケーキとチキンの クリスマスイベントだったよね？日本国人は ミンナと同じ位が 何でも好きで 安心出来る民族なのだ。ハヤトは、手首のブレスレットに、右手で そっと撫でる。毎年 誕生日とクリスマスには、必ずそうしている。少しキラキラしたら 撫でるのをヤメた。お母様は 毎日多分 僕を思ってくれてる。何故なら 毎日必ず２０時頃 手首が少し暖かくなる。ソレを感じると、とてもポカポカして、小さい頃は眠っていた。僕は、とても 愛されている！ダンジョンの艦長室のベットで、眠る前に ちょっと センチメンタルになったかな？ 翌日 何時も通り ダンジョンに潜り、そして僕は、作戦会議を昼食時にした。夕食は、クリスマスパーティをするのだ。クリスマスケーキは、一番最初に 部屋を暗くして、ロウソクをたて（航宙艦謹製ナナ色のネジネジ）と、パチパチ線香花火ロウソク（細っそ～いロウソク）を、コタロ 僕の小さい順に、イチイチ吹いて消して、また火を付け 吹いて消した。３人とも、ニコニコニヤニヤしてる（ちょっと気恥ずかしい）。「「「「メリークリスマス！」」」」シャンパンで乾杯！クリスマスケーキを 当分に切り分け、パーティが始まった。３人は、事前に クリスマスパーティは リサーチ済みだった。ヘンな習慣だと ３人とも言う。その通り！摩訶不思議な日本国人の クリスマス。ケーキを食べたあと、各自戦闘服と同じ色の セラミック粘土を捏ねて 小さなビーズを作って 皆で交換した。プレゼントの交換も 無事済んで、クリスマスイベントは完了！自室に戻って、ルーティンのＡＩとの 雑談の最後に《メリークリスマス》と？…すや…すや…その頃 ダンジョンの最下層で、アワテテいた２頭？と１コア！
