スキルの生活保護は…… ペット可で物資が支給される様です?
「そんな!?」
「スゴい……」
「おいおい、マジで……」
ロボが摘まむフクロモモンガ系の小動物に、女性陣3人が驚いてる。
「あい?(どうした? あの動物が、どうかしたのか?)」
「死に絶えたと言われる…… 伝説の生き物です」
「うん…… 聖獣……」
「実在したんだな……」
このフクロモモンガ系小動物は…… 絶滅危惧種の様です。
「あい……?(何で? そんな貴重種が俺に止まったんだ?)」
「きゅ~ん」
「あう……(可愛いなこいつ…… ○の谷と天○の城に出る小動物を思い出す…… 飼いたいけど…… 無理か?)」
好きだったアニメ映画を思い出した俺は、フクロモモンガ系小動物に触れようとしたら……
ガブ!
「いっちゃい!」
手を咬まれました……
『血の契約を確認、幸運の聖獣【カーバンクル】と使い魔契約をしました。それにより、ユニークスキル【生活保護】がLvアップしました。最初の〝生活物資〟が支給されます』
ドン!
何も無い空間から、段ボール箱が人数分現れた。
「何だ? 箱?」
「この箱…… 紙?」
戸惑う3人娘を見ながら、ロボに俺宛の箱を開いて貰うと……
「あぅ!(これは…… 巨大なビーズクッション!?)」
直ぐ様ロボに設置して貰い、子犬な妹ルーと一緒に横たわる……
「あう……(これは…… ヤバイわ…… 今日はもう寝よう……)」
ルーの体温を感じながら、微睡む……
「いっちゃ!?」
クッションの心地好さに、深い眠りに付こうとした俺を…… フクロモモンガが髪を引っ張り、叩き起こす。
「あう……(痛いな…… 何をする?)」
フクロモモンガがじぃーと、俺を見る。
『なまえ…… つけて……』
(頭に声が!? 念話か?)
『使い魔の聖獣カーバンクルが、名付けを求めています。名付けをする事により…… 結び付きが強固になりますので、名付けをする事をお薦めします』
「あう……(それじゃ……)モモ(で、どうだ?)」
「きゅいん♪」
気に入ってくれた様だ…… 小さく鳴いた後は、ルーの横に丸まって眠っている。
ミルア達の知る話だと…… 契約者に幸運を呼び、病や厄災を遠ざける聖獣らしいけど……
俺の大事な妹の守り神になってくれてるのかな?
因に…… 他の段ボール箱は、それぞれが必要そうな品々が入ってました。
ファスナーとか…… 自作するの大変そうだしなぁ……
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後……
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