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転生者〝ライ〟満1歳にして、異世界の大地に立つ!


「良いですね? 無理はダメですよ?」


「あい!」


エルダードワーフのハンナと土地神扱いだった蜘蛛の魔物のお糸が来て、数日後……


ロボとハンナ、お糸が作ってくれ靴を履いた俺は……


初めて…… 異世界の大地を踏もうとしていた。


ロボが掘ったこの岩の洞窟…… 実は希少鉱石の塊だった。


「何だ? この洞窟…… 伝説級の鉱石で出来てるじゃないか!? 掘った? 掘り出した鉱石は? 外に捨てた!?」


外に小山にしてあった掘り出した鉱石に、ハンナが狂気乱舞した。


「好きにして良い? 本当か!? なに作る? 武器か防具か…… 伝説級の物が出来るぜ!」


「そうですね…… お鍋とフライパンに料理ナイフが欲しいです」


「裁縫道具…… ボタンとかの留め具も欲しい……」


「鍋…… フライパン…… 裁縫道具…… 伝説級の希少鉱石なのに……」


ミルアとお糸の言葉に、ハンナは、ショックを受けつつも…… 金属製品を作ってくれた。


因みに…… ハンナ製の希少鉱石の料理ナイフは封印されました。


まな板を真っ二つにしたので、試しにロボが拾った盾に刃を立てると…… 盾も真っ二つになりました。


今は…… ミルアは、ロボが拾って来た金属製品を溶かして、ハンナが打った料理ナイフを使ってます。


それでも、切れ味抜群なんだけどね……


そして、今……


俺は、初めて…… 自分の足で異世界の大地を歩こうとしていた。


(うむ…… なかなかバランスが取れないな?)


洞窟の入口で…… 甚平姿の俺は、洞窟の壁に捕まり立ちをしていた。


「あう!?(しまった!?)」


意を決して、一歩を踏み出して…… 転けた!? 顔面直撃コース…… ヤバイ!


「あう…… ?」


痛みを覚悟して目を瞑るが…… しばらく経っても、激突の衝撃が来ない……


(何で…… !?)


転んだ俺の身体は…… 地面に激突するスレスレの状態で……〝空中〟に浮いていた!?


『スキル【空間魔法】が発動しました。空間に魔力でクッションを作り乗る事で空間に浮く魔法、【空間浮遊】を覚えました』


(おぅ…… 異世界を歩く前に…… 浮遊したでござる……)


初めて使う浮遊魔法に悪戦苦闘しながら、なんとか地面に立つが……


「あぅ~(つかれた……)」


浮遊魔法の使い方が解らずに、空中でもがく事約1時間……


赤ん坊の体力を使い切り、地面に二歩目を出した後は座り込んでしまった。


「あ~……(魔法の練習に体力作りもしないと…… ダメだな……)」


ビタン!

「あう!?」


地面に座っていた俺の顔に〝何か〟が張り付いた!?


『マスター』


「いちゃい!ちゃい!ちゃい!」


俺の顔に張り付いた〝何か〟を、ロボが剥がす……


「いちゃい……(いってぇ…… 何だよ?)」


痛む顔を押さえながら…… ロボが摘まむ〝何か〟を見ると……


「キュウ……」


ロボに摘ままれた〝何か〟は……


「あい?(モモンガ?)」


前世にテレビで見た…… フクロモモンガに酷似していた。




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後……


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