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生産者の二人は希少種族!? そして、転生者は名付けられた。


『新たな契約者か?』


「あう(契約者? 何の事だ?)」


「契約…… 主の求めに応じて…… 契約を結び参上した……」


俺を抱いた着物姿の美少女が答えてくれたが、契約が何なのか解らない。


「何かな~ 生産者を呼びたいから契約しないか?って、声がしたんだ」


「私も…… もうすぐ捕らえられる処だったから…… 助けられた……」


「あい(えっ…… 捕らえられるって、何かしたの?)」


「私は…… 蜘蛛の魔物だった……〝人化〟出来る様になって…… 人々に布の作り方を教えたら…… お社を建ててくれて…… そこに住んでいたけど…… ある日、見知らぬ人々に捕らえそうになって…… 契約すると、声に答えた……」


「あたいも、似た様なもんだな…… あたいは、先祖帰りの〝エルダードワーフ〟なんだよ。親は普通のドワーフなんだけど…… エルダーは希少だからって、一生分の金と酒と引き換えに王族に売られたのさ…… しわくちゃの王の子を産ませる為に…… で、あたいも声に答え、契約したんだけど…… 契約者が赤ん坊とは思わなかったよ…… よろしくな。マスター」


と、鎧姿の美少女が元気に話してくれた。


(困ってる人に契約を……って、詐欺か闇金に悪魔の様な……)


『失礼な…… スキル保有者の安全な生活に必要不可欠な者達を助けを求める者から選び、保護した結果です。これも〝生活保護〟ですよ』


(生活保護って、俺だけに作用するんじゃないのかよ!? うん? 助けを求める者って、ミルアとロボもなのか?)


「私は、牛獣人が多い国の巫女でしたが…… 王族に狙われた処を呼ばれました」


『長い時間…… ある場所で、マスターになる御方を待っていた。倒れた同型機達に、このまま朽ちるのかと覚悟していたが…… ある日、マスターの場所に導くと声がした』


「あう……(俺が、初めてスキルを手にした…… あの日か……)」


「そう言えば…… 名乗って無かったな? あたいは〝ハンナ〟だ」


「私……〝お糸〟……」


「私は〝ミルア〟です。よろしくね」


『私は…… マスターに〝ロボ〟と名付けて、いただきました』


「おう、よろしくな! で、マスターとちびちゃんは?」


「あい?(俺…… 名無しのままだ。そう言えば…… 妹も名無しだな)」


「名無し? 名が無いの?」


「あう(俺も妹も…… 捨て子だからな)」


「今までは気にしてませんでしたが…… 主様と妹様の名が無いのは……」


「マスター、自分で好きに名乗ったら…… どうだ?」


「はう(自分に名付けるって…… ハードル高く無いか?)」


「はーどる……」


『マスター、それならば私が…… アと「あい!(10万馬力で空飛びそうなので、却下)」……』


その後……


ハンナとお糸の意見を取り入れたミルアに……


俺は〝ライ〟。子犬な妹は〝ルー〟と名付けられた。




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後……


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