表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/24

俺のこの手が……


転生厨ニ病幼児ライ3歳が、前世の黒歴史武具を創造して、その試し切りで魔力切れになって倒れたが……


その次の日。


「俺のこの手が…… 雷光を宿す! 行くぞ、必殺! 雷刃剣~!? あぎゃあ~!!!」


『マスター!?』


新装備に調子こいたら…… 感電しました。


「ダメだよ。魔力を流す為に…… 直接金属部に触れてるから、雷系は……」


「くっ、男の夢が……」


ファンタジーな男の夢。剣に魔法を宿す魔法剣の再現は…… 切れ味が上がる高圧水流の水系と強度強化の土しか出来ませんでした。


「金属部に触れてるから…… 氷は凍傷で、火は火傷になるから…… 後、手が切り刻まれるから、風も無理だった……」


『魔法を付与した時に、グローブ全体に属性の特性が現れるのが原因ですね』


「金属系のスライムの核で、液体化した金属を操作する特性から…… 常に使い手の魔力を流さないと武具として使えないからなぁ…… 金属部を使い手に触れさせないといけないのが難点だ」


『グローブの内側に、マスターの魔力を阻害しないで属性を無効化する布を貼っては?』


「そんな便利な布が在るのか?」


「私が織る?」


「「『織れるの!?』」」


俺とロボとハンナで、新装備の改良に頭を悩ませていたら、お糸が特殊な布を織れると言い出した。


「ただ、主の魔力を含む特殊な糸が必要…… だから、主が作った魔石が欲しい……」


「僕が作ったって…… 人工魔石の事?」


「うん…… その人工魔石を、私が糸にして織る……」


「なるほど…… なら、僕が人工魔石を作るだけかなぁ?」


「なるべくは…… 魔導武具としての性能を上げる為にも、主の使いたい属性を宿した魔石を欲しい……」


「性能が上がるの? ならば…… 使える属性の全部乗せ魔石を作るよ♪」


「それと…… 主の魔力を扱う為に、より主との親和を上げるのにだけど…… 私と〝契約〟して、魔獣使(テイマー)いになって欲しい……」


魔獣使(テイマー)い……って、大丈夫なの?」


「問題ない…… 契約の証が有る限り、私は主の魔力に対して拒絶反応が起きないから…… 私の弱点の火属性とかも使った糸も織る事が出来る様になるし…… 魔力の繋がりがあるから、互いに何かあったらわかるので…… 安全♪」


「モモとも契約しているし…… お糸の弱点が減るなら良いかな? 良いよ。お糸、契約しよう」


「では…… 主、失礼……」


「うぐぅ!?」


いきなりお糸にキッスされて……


「いっ!?」


舌を咬まれました。


「うん…… これで、私は主の物…… これからも、末永くお仕えするよ…… 主♪」


そう言って舌舐めずりした後……


悪戯が成功した少女の様に、お糸は無邪気に笑うのだった。




面白そうだと思ったらブックマークを、お願いします。


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。


後……


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ