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異世界放浪…… 馬車の旅は、危険?


「此処は…… 神社?」


「ひっく…… ひっく……」


子供が泣いている…… あの子は……


「う~…… にぃちゃん……」


「ルー…… 夢か……」


(どうやら…… 前世を夢に見ていた様だ…… あの子は……)


夢の事が気になって、思い出そうとしたけど…… 隣のルーの体温が眠気を誘う……


まだ3歳児の身体は、眠気に抗えずに沈んだ。


 ・

 ・

 ・


「森を出たけど…… 何処に行く?」


「ルーね…… うみがみたい♪」


「「「「『海?』」」」」


盗賊から逃げて、森を出た俺達は…… 子犬な妹ルーの言葉で、次の目的地を海にした。


「とは言え…… 森の洞窟周辺しか知らないからね。海は…… どっちかな?」


転生して3年の俺と2歳児のルーは勿論、俺のユニークスキル〝生活保護〟で喚ばれた……


保護者のミルアと守護者のロボ、生産者のハンナとお糸も召喚されたので、この辺りの土地勘は無い。


「とりあえず…… 海の場所を知る為に街を目指そうか?」


「それしか無いですね…… それなりに大きい街なら商人ギルドと冒険者ギルドが在るはずですから……」


「問題は…… あたしらの逃げた場所から、どれだけ離れているか……」


「街に着いたら、ロボに調査してもらうとしようか?」


『マスター、お任せを』


海を目指すにも、方向すら知らないので…… とりあえず、街道を探して…… 街に出る事にしました。


「細い道よりも、でかい道の方が良いのかな?」


「交通量に応じて、道幅も広がりますからね」


『では、道幅の広い道を捜索します』


 ・

 ・

 ・


街道を〝ある馬車〟が走る…… 古いながらも独特な装飾がされた金属製の馬車とその馬車を轢く〝巨大な魔馬〟が走る。


その馬車を操る御者は…… 歴戦の戦いを思わせる全身甲冑を着込む者だ。


その異様な出で立ちの馬車なのに、それを狙う者が居た…… 魔物達だ。


「ギギャ、ばしゃクル! ヤレ!」


緑色の肌をした140㎝くらいのゴブリン達が、猪の魔物【ボア】に跨がり馬車を追う!


『マスター…… 魔物が来ます』


「了解」


御者席の全身甲冑姿に擬装したロボが、魔物を発見したので…… スイッチを押して馬車の屋根の一部を開くと、俺は馬車の屋根に上がり魔物を見る。


「猪?に乗ったゴブリン……」


『イノシシ? ゴブリンが乗ってる魔物のは、ボアですが』


「ボア?…… 肉は美味いかな?」


「ボアは食肉になる魔物で、毛皮も売れるはずだな」


「よし、狩ろう」


空間魔法で収納していたハンナ製の刃物を…… 空間魔法で、馬車を追うボアの目の前に固定した。


「ギ!? ギャア~!」


突然現れた刃物に止まれず…… 眉間にハンナ製の刃物が突き刺さってボア達が倒れる。


「ナ、ナンダ!?」


ボアの転倒に投げ出されて、生き残ったゴブリン達が立ち上がるが……


「これで…… おわり」


ゴブリン達が立ち上がった瞬間に…… 俺は風魔法で、ゴブリン達の首を切り飛ばした。




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後……


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