百合の花が咲く時期ですね
百合の花が咲き誇っているのを見て。勢いで書きました。
「お姉ちゃん、最近百合の花が道端に咲いているね!」
「ええそうね愛しい妹よ」
「花びらがキラキラしてて綺麗だね!」
「なんてことない歩道で見え隠れする百合もたまらないわ愛しい妹よ」
「頭がちょっと垂れ下がってるのもかわいいね!」
「普段プライドが高くて絶対に謝ったりしないくせに大切なあの子のためなら道の真ん中でも土下座できる精神をもった百合もいいわね愛しい妹よ」
「お、お姉ちゃん?なんの話?」
「土下座されたほうが『顔を上げて、私とあなたの仲じゃない』と顎クイするのもまた素敵よね愛しい妹よ」
「えぇ?あたしはお花の話をしてるんだよ?お姉ちゃんさっきから一体何を…」
「考えてたらゾクゾクしてきちゃったわ。愛しい妹よ、再現してみましょう?」
「どういうこと!?」
「まずは土下座しなさい、ほら」
「ぎゃー!頭を踏みつけないで!ここ歩道!いろんな人が見てるからぁ!」
「黙りなさい?」
「…ご、ごめんなさい」
「いい子ね。顔を上げて、私とあなたの仲じゃない」
「お姉ちゃん…優しい」
「だってあなたのお姉ちゃんですもの」
「えへへ、お姉ちゃんだーいすき!」
「(うちの妹はほんとにしつけがいがあって楽しいわ)」