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根性ヤッキ!!

これ見てる作者諸兄様へ


ご自分の小説作品で中学時代は不良だった高校生キャラクター、コラボしてみませんか?

できればロードが設定しやすいよう、中学時代の設定があまりなされていないほうがいいです。

あと、現代の龍たちは高一なんでできれば同い年がいいです。


とりあえず一人、募集します。

強さはこちらで合わせます。

もしいいよという方がいらしたらメッセージを。





「おう。」


一人の男子生徒が体育館のど真ん中にいたもう一人の男子生徒に話しかけた。


「お前か健……わざわざ春休みに呼ぶなんて……何様のつもりヨ?」


健と呼ばれた、髪をオールバックにして体育館に入ってきた男。


「はぁ?俺様に決まってンだろ?ま、いいや。……龍、お前に話がある。」


龍と呼ばれた金髪のウルフカットにニットを被った男は、手に持っていたタバコを体育館の床に捨てた。


「気にいらねェなぁ!?いつからテメェ俺を呼び出せるくらい偉くなったンだ?あ?トバすぞ?ヤるんだろ!?」


「それを含めて、呼んだンだよ。つぅかテメェもナメた口利いてっと泣かすゾ?」


龍は拳を握り締め、健を睨み付けた。



「いつから……龍……そんなクズに堕ちやがった……」


「あぁ!?誰がクズだクソボケが!?」


ツカツカと歩き龍は健に歩み寄ってゆく。


「テメェがクズだって言ってンだよバカやろう!!」


健はその場で怒鳴り、拳を握る。


健の怒号は静かで狭い体育館にビリビリと響き渡った。











それは一年ほど前まで遡る。



桜の花びらが舞う中、新しく入ってきた新一年生達。

そして進級した二年、三年。

みなここで新たなスタートを始めようとする中、一人変わらない人物がいた。



その名は的場龍。



その風貌は立派なヤンキーで、腰パンにニット。

そして耳に付けられたピアスにタバコ。

誰も彼もが龍に近付こうとはしなかった。


ただ一部の人種を除いて……だが。



「おぅ的場。お前一年ン時あの東堂とやりあったンだろ?どうだった?」


近付いてくるのは自分と同じヤンキーばかり。


「…………。」


龍は無言で席を立ち、教室から出ていこうとした。


「おいおいちょっと待ってみようか的場く〜ん?シカトすンなよ、テメェ誰ともツルまねェンだろ?友達になってやるよ〜。」


先ほどのヤンキーが先回りして龍の行く手を塞ぐ。

一瞬立ち止まった龍は相手の顔を見た。


「友達……?」


「そうそう!!お友達だ。」


「ハハハハハ……!!アハハハハハ!!」


「な、何笑ってンだよ?」


「……ウゼ。」


龍はそれだけ言うとヤンキーをシカトし、教室から出て行った。


「テメェ待てやクソチビィ!!」


龍の後ろから怒声がし、龍は立ち止まる。


「あ゛あぁぁ?今なンつったよテメェ!!」


安い挑発に耐えきれなかった龍は極力関わり合いを避けていたヤンキーに突っかかった。


「は!?やるか?テメェどうせイキがってるだけで大したことねーンだろーがよ!!」


ヤンキーの更なる挑発は続いた。

だがいざ龍が殴り掛かろうとしたとき、不意に現れた男によって龍の腕が止まる。


「何やってンだよ龍?」


「健……」


健はタバコをくわえたまま今度はヤンキーの腕を握り、龍を見る。


「ケンカ?珍しいなオメェがケンカとはヨォ。」


「別に……」


「分かってるっつの。どうせコイツから先に仕掛けたンだろ?俺からよ〜く言っとくからよ。」


健の一睨みで龍は黙り込み、そのまま消えてしまった。


「さてと……俺言ったよな?龍には手出すなって?」


「別にまだ手出してねェだろ!!つぅか手離せ!!」


「あ〜も〜テメェ喋ンな。ヤキ入れてやるから。」


健はくわえていたタバコをヤンキーの手の甲へと押し付けた。


「ギャアアァァァッ!!」


肉の焼ける匂いが健の鼻を掠める。

健はまるでタバコを手の甲で消すかのように当て続けていた。


「喜べよー、俺直々の根性ヤキなんてあんまり入れてる奴いねェンだからよ〜。」


「くッ!!テメェ離せよコラ!!」


ヤンキーが必死の抵抗を見せ健の手から離れようとする。

が、健は離そうともせず尚も握る手に力を込めた。


「おいお前、根性ヤキついでにギプスまで付ける気かヨ?」


相手の手首にミシッと鈍い音がした。


「わかった!!離してくれ!!俺が悪かった!!」



健はそれを聞くと、手を離しヤンキーを解放した。


ヤンキーは健に目もくれずそのまま立ち去っていく。


「かっかっかっ!!雑魚が!!」


健は先ほどのヤンキーで消したタバコに再び火を着け、口にくわえた。


だがそのタバコは不意に現れた一人の女性によって横取りされ、健の手を離れる。


「誰だコラァ!!」


振り向いた先には健が良く知る一人の女性。

綾川ルミネが立っていた。


「ンだよ……ルミ姉かよ。何急に?」


「見てたよ健……」


ルミ姉は龍と健の幼なじみであり一つ年上のお姉さん的存在である。

成績優秀、運動神経バツグン、性格……は置いといて、今年受験生の三年生。


「龍を……助けたのかな?」


「さぁね。ただアイツなら普通にケンカしても負けねェよ。」


「健とも?」


「さァ?つぅかタバコ返せよルミ姉。」



健はルミ姉に取られたタバコを取り返そうとするもルミ姉はそれを踏みつけて完全に鎮火させた。


「……何すんだよ?」


「火消したのよ。学校で、しかも中坊がタバコ吸ってイイとでも?」


「あ〜……ルミ姉、俺は女でも容赦なく殴るぜ?」


健の一睨み。

その眼光は一般人どころかそこいらの不良でさえも顔を背けてしまう位に鋭かった。

だがルミ姉はそんな眼光どこ吹く風で涼しい顔で会話をする。


「殴れるならね。それに先生来てるわよ。それじゃね。」


ルミ姉は長い黒髪をなびかせて踵を返して去っていった。

一人残された健は近くにあった鉄柵に蹴りを入れて鉄柵をひしゃげさせた。


『みぃとサリーの後書き無駄使いコーナー』



み『初めめましての方もそうでないかたもこんにちは。ガールズハントのマスコットキャラクターのみぃです』


サ『略してマスキャラです。ルークとヤンみたいにあげてくんでよろしく私はサリーですよろしく』


み『作者もネタが尽きたのかすでに他者の力を借りようとしているっぽいね』


サ『生来が腐ってますからね。いっそ腐りきって転生した方が楽でしょう』


み『まぁなんだかんだで続きが出ました珍すぃ〜ですよね早いとこ続き書けよって感じですよねガルハンの』


サ『ところで今ヘルシングの八巻がありませんガチで』


み『どうでもいいですが最近ベルセルクのファルねーちゃんにグッときます。あと指の皮がなくなりました痛い激痛が襲います』


サ『ほぼ作者の近辺情報しか語らないと思います。こんなんでも応援してね?ちなみに八巻は家出しました』


み『じゃ次回にアデュー』



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