第十一話 王都に潜む影Ⅴ -決闘-
今回は、ちょっと長めです。
「で、どうして上お兄様がここにいるのですか?」
唐突に巻き起こった決闘騒ぎに使用人達があたふたしているのを眺めながら、フローラは隣に立つ赤髪金瞳の少年に問い掛けた。
訊ねられたダリウス=エーデルワイスはその鋭い印象の顔ににやりとした笑みを浮かべて、
「面白そうな事をやっていると聞いてな。見に行かねばならんと思ったのだよ」
「上お兄様の場合、ヴァネッサが騒動に絡んでいたからでしょう?」
スパッと切り返したフローラに、しかしダリウスは笑う。
「ふははッ、その通りだ。良く分かったな」
「……まぁ上お兄様はそういう人ですからね」
愉快な事に首を突っ込んでは不敵な笑みを浮かべながら場を引っ掻き回す事が大好きという救いがたい趣味の兄に、フローラは隠しもせず溜息を吐いた。
この兄に享楽主義な部分がある事は否定しないが、今回彼が騒ぎをどこからか聞きつけて来たのはそれが原因ではない。……いや三割くらいは原因かも知れないが。
殆どの原因、それはヴァネッサ=ユースフォードが関わっていたからだ。
まず言っておくと、現在十七歳であるエーデルワイス公爵家長男ダリウスには、婚約者がいない。本来高位貴族――それもワイズレット王国の建国に深く関わり国の最重役でもある四大公爵家、その次期当主となる事が半ば決定している彼に伴侶候補がいないなど有り得ない事なのだが、しかし実際に彼は今フリー状態であった。
いや、少し語弊があったか。
正確には容易に婚約者が選べないのだ。他でもないフローラの所為で。
リオン=スプリンディア――四大公爵家の一つと縁を結んでしまった事により、軍事力と魔道技術を司る二家の繋がりは深くなった。それこそ、王家との繋がりよりも、ずっと。
そしてそれは本人達に謀反する気が無くとも国にとって危険な事態であるのに変わりはなく、よって王家及び残りの四大公爵家、また他の貴族達もエーデルワイス家とスプリンディア家との付き合いは慎重にならざるを得なくなる。
で、ならばいっその事、この代で上層部の繋がりを深くしてしまえば良いのではないか? という発想が他ならぬ上層部から出たようで、スプリンディア家の長女――実際、血は流れていないので心証的には微妙なのだが、形としては示せるので――クリステルが四大公爵家の一つアルヴェント家次男のセシルと婚約を結び、四大公爵家セルディオン家の長女レティーシャが第一王子メルウィンと婚約する事になった。
あとは第一王女アイリーンか第二王女リエットがアルヴェント家長男アルフリード、エーデルワイス家長男ダリウス、エーデルワイス家次男レグナントのいずれかと婚約を結べば四大公爵家と王家の繋がりは盤石なものとなる。
それだけではなく上層部の令嬢達で頻繁に茶会を開いて裏切り難くさせるために交友を深めていたり、子息達をなるべく一緒に行動させて一体感を生ませたりしている。一人の少年の恋から始まった婚約が、結果的にとんでもない事態へと繋がっていたのだ。
……と、こんな事になっている時点で原作とは大分状況が変わってきているのだが、それは今は置いておくとして。
このような状況に陥っているため、ダリウスはなかなか婚約者を決められなくなってしまっているのだ。
婚約の打診自体は大量である。それこそ山のように状態だが、かといって気軽に決める訳にもいかない。
けれどダリウスの場合はそれだけではなく――。
と、そこまで考えながら、フローラは視線をダリウスから移した。
次にその目に映したのは、父や兄達、そして自分でもたびたび利用している屋敷の庭の一つで相対する二人。修練場として何代か前から使われ続けているそこで剣を握って向かい合うのは、己の婚約者と少女騎士だ。
そのうち、ダリウスのものより明るい燃えるような赤髪をポニーテールにした騎士――ヴァネッサを眺めながら、フローラは呟く。
「あの子も強くはなっているんですけど、どうもあの性格がネックですよね……」
独り言だったそれに、横に並ぶダリウスが反応を示した。
「何を言うか。アレが良いのだよ。あいつは、アレでなくちゃならない」
「まぁ見ていて楽しいのは分かりますけど……」
「ふっ、それだけではない。俺が少し迫ってみればすぐ顔を赤くして硬直するところとか、なかなかに可愛いぞ」
「はいはいごちそうさまです」
惚気が入りそうだったので適当に流すフローラ。ダリウスは顎を撫でながらまだまだ語り足りなそうにしていたが、無視して目の前の光景に意識を向ける。
真剣を握る二人。片方は内心の苦笑いを取り繕っており、もう片方は突然現れたダリウスに心中を搔き乱されて目を回している。
「あー……やっぱりヴァネッサはそうなっちゃいましたか……」
顔を真っ赤にして内心の混乱をちっとも隠せていないヴァネッサは、ちらちらとダリウスを盗み見ては、落ち着きなく体を揺すっている。完全に緊張と混乱に呑まれていた。
そして何を思ったのか、一度剣を鞘に収めると、パァンッ! と両手で頬を叩いて小気味良い音を鳴らした。
「よし……うん、やる……やってみせる! 見てて下さいダリウス様! 私の華麗なる剣捌きを‼」
再び剣を抜いて叫ぶヴァネッサ。恐らく彼女の心中では、想い人に格好良いところを見せたい思春期男子のような感情が渦巻いている事だろう。傍から見てそれに容易に気付けるほど、彼女の態度は分かり易かった。
そしてそんなヴァネッサの姿を見たかったダリウスはにやりと笑って、更に彼女の心中に混乱を齎そうとする。
「ああ、見ているぞヴァネッサ。そうだ、もしリオンに勝ったら、俺が何か一つお前の願いを叶えてやろう」
「えぇ⁉ だ、ダリウス様が願いを叶えてくれる……っ? そそそそれはつまり、で、デー……ト、とかも……ッ⁉」
やる気は上がるだろうが、混乱しすぎてまともに戦えない気がするのだが。顔を林檎のように赤くして『願い』の妄想を膨らませるヴァネッサに、ダリウスはクツクツ笑っていた。
しかしヴァネッサとて騎士の端くれ。いざ決闘となれば、その表情は自然と引き締まる。
リオンのものと比べてやや細身の剣を上段に構え、呼吸と鼓動を抑える。心は穏やかに、しかし神経を研ぎ澄ませて、一挙一動を見逃すまいと眼力を強めた。
対してリオンは、切り替わったヴァネッサの雰囲気に少しばかり驚きを見せると、すぐに自身も体勢を整える。こちらの構えは下段。右手で柄を握って左手は添えるだけにし、しっかりとヴァネッサを見据える。彼の纏う空気は水流のように静かで、それでいて力強い。
そして――審判役の使用人が、合図を出すと同時に。
「――はぁッ‼」
少女騎士が飛び出した。
女性らしい軽い体を生かした初動。馬鹿正直な速攻ではあるが、幾度も修練を重ねているのかその動きは凄まじく速い。
けれどリオンの胸を狙った初撃は、彼の剣によって易々と弾かれる。二撃、三撃と刃が振るわれるも、リオンは最低限の所作で剣を逸らし、滑らせ、捌いていく。
絶え間なく振るわれる連撃を苦も無く処理していくリオン、そしてなかなか決定打を与えられない事に焦り始めるヴァネッサを眺めながら、観戦者達は暢気な会話に興じる。
「あら、あら。やっぱりリオンちゃんは強いわねぇ」
「でもヴァネッサさんも奮闘していますわ。わたくしは剣には詳しくありませんけれど、あのような速い剣戟は並みの騎士ではできないでしょう」
「そうですね。ヴァネッサは速さを良く活かせていると思います。……でもやはり、リオン様に遊ばれているようですが」
「だろうな。歳は同じだが、剣を振るった数はリオンの方が断然多い。実力差はかなり開いているし、実戦経験も桁違いだろう」
リオンは騎士の家系として幼い時から剣を握り、彼の父である騎士団長に連れられて魔獣退治にも何度か参加している。人を斬る事も、もう経験済みだろう。だから人に向けて真剣を振るうのに躊躇いが無く、安定している。
対してヴァネッサは伯爵令嬢であり、何と言ってもその事実が変えられない以上、魔獣退治や盗賊捕縛などの危険な任務は任され難い。彼女がフローラ付きの騎士になっているのも、そこら辺が絡んでいる。そしてそのような騎士生活だったからか、彼女には人を斬る覚悟が足りなかった。
最初のうちはまだ良い。ダリウスの応援などもあって一種の興奮状態にあるので、意識する事なく剣をリオンに振り下ろすだろう。
けれど剣が相手の体に当たらなくて、相手の剣を強打しても体勢が揺るがないで、そしてリオンの表情の一つも歪められない事に気付けば、自ずとその事実に気付き始める。
当たらないのではなく、当てられないのでは? と。
「ま、その辺はこれからの訓練で解消していくしかないな」
ダリウスのその言葉の直後、リオンに動きがあった。
今まで受けに回り、せいぜいカウンターで散発的にしか打ち込まなかった彼が、ついに攻勢へと移る。
結局のところ、予想通りに決着が付いた。
年齢は若くとも男であるリオンの攻撃は重く、数発の斬撃でヴァネッサの剣が宙を舞った。武器を失った少女の首元に、少年の剣が添えられる。あと数ミリで、肌に傷がつくであろう。
「そこまでっ! 勝者、リオン=スプリンディア様ッ!」
決定的な状況となり、審判の声が上がる。ヴァネッサはその場に頽れ、リオンは何事も無かったかのように平静を保ったまま長剣を鞘へと収めた。
「じゃ、後は俺の出番だな」
「しっかり慰めてあげてください、上お兄様」
「勿論だ。あいつがデロデロになるまで甘い言葉を吐いてやるよ」
頼もしいのか欲望に忠実なのか微妙な言葉を残して、ダリウスはヴァネッサのもとへ歩いていく。その後姿を呆れながら見送るフローラに、
「ほらっ! フローラちゃんも行ってきなさい!」
アイリーンがキラッキラな笑顔を向けてきた。
「楽しそうですねアイリーン様……」
「そりゃそうよ! だって決闘で負けた騎士と慰めるパートナーを見るのも、勝った騎士と頬を染めながら褒め称えるパートナーの姿を見るのも、大好物なのだから!」
「そう、ですか。……では行ってきますけど、見ないで良いですからね。というか見ないで下さい」
恥ずかしがっちゃってかーわーいーいー! と悶える第一王女殿下と、口には出さないものの彼女と同じ事を期待しているレティーシャに冷たい視線を向けてから、リオンのもとへと向かう。
決闘の勝者である愛しの婚約者様は、落ち込むヴァネッサとそれを慰める……というか甘やかすダリウスのカップル――まだ婚約してはいないが、両想いなのは一目瞭然だろう――を眺めて嘆息していた。その彼に近づき、フローラは自然に笑いかける。
「お疲れ様です、リオン様」
「ん? おう」
「ヴァネッサはどうでしたか?」
「んー……まぁ同世代では強い方なんじゃないか? 女子だったらダントツ、男も併せたらベストファイブ入り、みたいな感じ」
フローラも同意見だったので、「そうですよね」と頷く。
「でも、リオン様も強いです」
「う、なんかお前に言われると微妙な気分……だってお前の方が強いし……」
「いえ、流石に剣の腕はリオン様の方が上ですよ」
何度か手合わせした事があるので、互いの強さはある程度分かっている。リオンが顔を顰めているのは、試合の勝率がフローラの方が高いからだ。
けれどそれは『何でもあり』のルールではフローラの勝率が圧倒的なだけで、純粋な剣の腕ではリオンが勝っている。そうフローラは主張したのだが、リオンは余計に落ち込んだ様子で、
「……つまり総合的には俺の方が弱いって事だろ? それは男としてやるせない……めっちゃ悔しい……つか泣けてくる……」
「え、と。でもわたし的には、前で戦って守ってくれる人がいると嬉しいなーって思いますが……」
「……でもお前、近づけさせる前に全部殲滅しちゃうじゃん」
「それは……その、」
これは困った。リオンの矜持を傷つけてしまったらしい。
しかしどう言えば良いのか分からず困り顔のフローラに、リオンは雑に自分の頭を掻くと、
「あー、悪かった。お前に当たっても仕方ない。真面目に鍛錬して、実力で追い抜くしかないよな」
言って、ぽん、とフローラの頭に手を置き、優しく触れるように撫でる。その力加減では擽ったく、けれどもやられているうちに心地よくなって、フローラは目を細めた。
「ま、いつか絶対に追い抜くから、覚悟しとけよ?」
そうしたら、俺がお前を守るって言えるから――。
恥ずかしいのか、そっぽを向いて囁くようにそう零した彼に、フローラは淡くはにかんで、
「はい。……期待、しています」
――リオンの使う、『守るための力』。それでどこまで強くなれるのか、『殺すための力』しか持たないフローラには分からない。
けれど彼の言葉には、無条件に縋りたくなるような、甘美な魅力があった。
しかし、任せているだけでは駄目だ。守られ続けるのは、性に合わない。
だから、この愛しい婚約者との生活を壊さないために、あらゆる障害を排除してみせようと、少女は密かに胸の中で誓った。
――と。
二つのカップルが甘々な雰囲気を醸していると、それを頬を染めて心中でキャーキャー騒ぎつつ見守るレティーシャに、彼女の従者が何事か耳打ちした。すぐに彼女は表情を変え、今度は嬉しそうに笑みを零す。
「何かあったの、レティーシャちゃん?」
アイリーンの問いに、レティーシャは上気する頬に手を当てて答える。
「申し訳ございません、皆様。わたくし、どうやらメルウィン様にお呼ばれしているようでして……その、すぐに向かわなければならないのですわ」
なるほど、道理で嬉しそうな訳だ。想い人に呼ばれたのなら、すぐにでも向かいたいのが恋する乙女の心情だろう。
その心情を正確に読み取ったアイリーンは、にやにやとした笑みを作って、
「あら、あら。良いわねぇ、本当に可愛らしいわ。それならすぐに向かうべきね」
声色がものすごく面白がっているし、視線にねっとりとしたものが含まれていてレティーシャが微妙に引き気味になっているが、ともあれこの場の最高権力者の了承を得られた。レティーシャは美しい礼を皆に向かってすると、どこか浮ついた様子で馬車に乗り込む。レティーシャに伝える前に帰宅準備を使用人達が整えていたようで、早々に馬車は走り出した。
それを眺めながら、アイリーンは呟く。
「……さて。私もそろそろ帰りましょうかね」
「あ、それはそれは。どうぞお気をつけてお帰り下さいませ」
「…………貴女、正直ね」
厄介者が帰ってくれると分かると途端に清々しいほどにこやかな笑顔を見せるフローラ。アイリーンは思わず脱力する。けれどそれも最近では定番のように繰り返されている事なので、怒りもせず、苦笑だけして自身の使用人達に帰宅準備を始めさせた。
そして数分もかからず、第一王女殿下は馬車に乗り、王宮へと戻っていった。
きちんと見送りもして、ヴァネッサやダリウスがイチャイチャしていてこちらに全く意識を向けていない事、そして使用人達には距離的に聞こえない事を確認すると、フローラは隣のリオンへ声を掛けた。
「昨日の話、覚えていますか?」
「……どの話だ?」
「公爵家の姫を誘拐する、って話です」
スラム街のボロ屋敷で、ギルガメシュの使徒が漏らしていた情報。物騒な話題に、リオンは少しだけ目を細めた。
「……それが?」
「恐らくまだギルガメシュの使徒達は王都に潜んでいるでしょう。台所に潜む黒い悪魔のような奴らです。完全に排除するのは難しい」
「そうだな。昨日のはデコイだろうし。……それで?」
「なので、どうするか、って話です」
一度言葉を区切ると、フローラは視線をいちゃつくヴァネッサとダリウスへと向けた。
「騎士団でも魔術師団でも、警告する意味はないでしょう。わたし達の親へ注意を促すにしても、微妙すぎます」
「どうして……って、ああ、証拠が無くて現実味が薄いからか」
「はい。なにせ情報源が、スラム街で、公爵令嬢と公爵令息ですからね。外聞が悪いですし、普通なら状況的に有り得ないと切り捨てられます」
かといって情報源を隠して伝えるのは論外だし、これと言った物的証拠もない。使徒達が生きていれば話は別だったが、それは先んじて潰された。
それらを踏まえて、リオンが唸るように提案する。……その内容は、ほぼ諦めと呼ぶものだったが。
「……とりあえず、それとなく警戒レベルを上げる程度しかできない、か」
別に警戒レベルを上げる理由は、ギルガメシュの使徒の事でなくても良い。今は多くの貴族が王都に集まっている時期なのだから、そこら辺を使えば理由なんていくらでも捻りだせる。
けれど結局のところ、その程度の事しかできないのだ。
いずれ世界を再構築せんと戦火を撒き散らす恐るべき反逆者団体に対し、それだけではあまりに頼りない。しかしそれ以上、フローラ達にはどうする事もできないのも事実である。
「せめて、使徒が一人でも捕まえられれば良いんですけど……」
【魂寄せ】の魔術が使徒全員に掛かっているのならば、捕縛は難しい。アレは魔術の知識が豊富で術式弄りに関して圧倒的な技量を持つフローラでも、じっくり時間を掛けなければ無事に解呪するのは不可能に近いのだ。昨日のように、使徒が無力化されてから尋問を始めるまでの短時間で魔術が発動するよう設定されているのならば、無理がある。
しかし使徒達の会話を盗み聞きするだけでも、ある程度の情報は得られるだろう。
ならば明日、もう一度グラハムのところへ探りに行こう。前回は囮を追わされたが、次こそは本部隊の尻尾を掴んでやるのだ。危険を冒してでも、屋敷の中まで漁ってやるくらいの勢いで調べた方が良い。
できれば確実にギルガメシュの使徒を殲滅して平穏を勝ち取るために、乙女ゲームのエンディングを迎えたい。なのでなるべくラスボスであるグラハムの状況をゲームと変えたくないのだが、情報を掴んでおくくらいは良いだろう。
「まぁ、狙う『姫』がわたしだったら楽なんですけどね」
「そん時は、なんとしてでも守ってみせるさ」
にやりと笑って言うリオンは、格好付けているわりに顔が赤くなっていて、どうにもキメ切れていなかった。
リオンに格好良い台詞はまだ難易度が高いようです。
……性格的に、彼に乙女ゲームの攻略対象を演じさせるのは無理そうですね。まぁ分かっていた事ですが。
次回も宜しくお願いします。
(……はっ! リオンに乙女ゲーム版リオンの台詞を言わせるとか、シリアスぶっ壊れるけどネタとして使えた⁉ ……そのうち番外編とかで書くかも知れません。でも第二章終わってからですかね……)




