第十四話 相談。昔話
んーなんかタイトルが、内容と違うような気がする。
すべて話終わると、叶先輩はユーさんが持ってきたお茶を飲んだ。
「参ったな。理事長と真のお父上はかなり仲がいいからな。かなりまずいぞ」
「ほんと、なんでも知ってますね」
「まあ、理事長は私の父だしな」
初耳だ。だが、苗字のことを考えたら、不思議ではない。
「……だから、俺のこといろいろ知ってたんですね。織田さんとユーさんに俺の家の住所を教えたのも、叶先輩ですか」
「そうだ。今まで気が付かなかったんだな。もともと、星屑クラブは私が物心ついたころに父に頼んで作ってもらった部活だからな。私の父も、ただのお遊びクラブだと思っている可能性が高い。そちらのお父上の肩を持つことになるかもしてない」
叶先輩が、この部を作った張本人だったのか。
「カナちゃん。なくならないよね?」
「これは、本格的にわからないぞ。できれば、学園祭までは持たせたいところが……。よし、明日の部活は休みにする。私は、私の方でいろいろ手をまわしておこう」
その後俺は、ユーさんに客間の方へ案内され、本当に泊まることとなった。
翌日は、午前五時に叩き起こされ、家まで来るときに来たベンツで送ってもらい、急いで支度をして学校へ行くこととなった。