第六話
教室の扉が開き先生が入って来た
生徒は皆あわてて席に座り教室は静まりかえった
先生「はーい、皆さんすでに知っている人がいるかもしれませんが転校生が二人うちのクラスに来ます」
健太「先生〜転校生は女ですか?男ですか?それとも両方ですか?」
先生「よろこべ磯谷、転校生は二人とも女だ」
それを聞いたクラスの人たちは(俺と茜を除く)騒ぎだした(主に男子)
先生「お前らうるさい!静かにしろ!」
先生が一喝すると騒いでた生徒たちは黙り込んだ
先生「よし、静かになったお前ら入って来ていいぞ」
そして扉が開き二人の女子が入って来た
西条「初めまして、西条琴音と言います」
彼女は見た目、身長160㎝ぐらいで髪は黒に少し茶色が混ざっていてロングのストレートである
神崎「私は神崎美紅だよ〜みんなよろしくね〜」
彼女は身長130㎝あるかないかで髪は黒のショートだが頭の天辺にアホ毛がある
先生「じゃあ西条は神北の隣で神崎は…山本兄の後ろが空いてるなそこに座れ」
二人は指示された通りに席に座った
神崎「山本兄君?よろしくね」
恭介「俺の名前は山本恭介だ、よろしくな神崎さん」
神崎「えぇ〜私のことは美紅って呼んで〜私も恭介君って呼ぶから〜」
そこには真依と一緒かよ!と思いつつ
恭介「……わかった」
美紅「よろしくね♪恭介君」
彼女は笑顔になっていた
気のせいか頭のアホ毛がピコピコ跳ねているように見えた
休み時間になると美紅と西条さんは質問攻めをされていた
しかし西条さんは俺の所まで来た
西条「昨日はありがとうございました」
恭介「え?」
突然お礼を言われた…
西条「昨日車に轢かれそうだった私を助けてくれましたよね?」
恭介「あぁ昨日の、別にお礼を言わなくてもいいのに」
俺は苦笑いをしていた
周りにいるクラスのやつらは驚いているのかかたまっていた
西条「えーと、山本兄君?でしたっけ?本当に感謝しているんです!是非とも恩返しさせてください!」
恭介「西条さん…まず最初に俺の名前は山本兄じゃなくて山本恭介だから、そしてお礼ならいらないから」
西条「すいません山本君、ですがそうゆう訳には参りません、何か恩返しさせてください」
恭介「………わかったから頭上げて、そして立ち上がって」
目の前で女の子に土下座されて断われますか?
俺は無理です、てか周りからの視線が痛い
西条「ではさっそく恩返しを…」
恭介「後でいいから、てか後日改めてしてもらうからいまはいいよ」
西条「そうですか…」
彼女は少し残念そうにしていたが
西条「わかりました、後日また改めて恩返しさせてもらいます」
そう言って彼女は席に戻った
残ったクラスの人たちはしぶしぶ席に戻った
授業中昨日に続いて夜叉の気配がした
俺は先生に了解を得て教室を出た瞬間走った
皆さんここまで読んでくれて非常にありがとうございます
まだまだ書き続けますが更新のペースがばらつくかもしれませんがこれからもよろしくお願いいたします