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第三十三話

遥「ツモ、リーチ、一発、国士無双」


恭介&美紅「……」


遥に親番が回った瞬間に遥のツモ率があり得ないくらいに良くなっている

さっきも大三元をツモあがりしたし…

てか今の国士無双で持ち点がマイナスになった…

つまり飛ばされた、強制終了、しかも負けた


恭介「くそ〜、遥に飛ばされるとは…」


美紅「私も飛ばされた〜」


遥「えへへ〜」


悔しいが時間が時間だし、雀卓と牌をかたずけて俺たちは教室に戻った




健太「恭介、美女2人とどこにいたんだ〜」


恭介「保健室で休んでたら2人が来ただけだ」


健太「まぁ遥ちゃんはお前が出ていったらすぐに後を追うように出ていったからな〜」


健太が俺の後ろに隠れている遥に視線を落とすと遥はそれから隠れるように動いた


遥「お兄ちゃん以外の男は嫌い…」


健太撃沈、さらに近くにいた男子は撃墜された


美紅「確かにこのクラスの男子は恭介君以外は嫌いだな〜」


恭介「健太!大丈夫か!?しっかりしろ!」


健太「恭介…俺…生きていける自信がない…」


美紅の追い討ちにより健太は崩れ落ちた、ってクラスの男子が上を見たり、地面に崩れ落ちてるんだけど


遥「やっぱりお兄ちゃんが一番♪」


美紅「恭介君優しいしね〜」


健太を励ます為、俺は屈んでいたが遥と美紅が背中に飛び付いて来た

遥はわかるが、美紅は絶対ワザとやっているだろ…

落ち込んでいた男子の目が紅く光ってる様に見えるんだが…気のせいだよな?


恭介「遥、美紅、俺にしっかり掴まるか離れてくれよ」


遥「わかった」


美紅「何で?…あっそうゆうこと…」


美紅と遥は離れずにしっかり俺に掴まっている

俺はすかさず目の前の開いている教室のドアから教室の外に出て、ある場所に向かった、この学校で一番安全だと思われる場所、それは…


恭介「失礼します、特に用はありませんが入ります」


伊織「どうした?突然入って来たから飛び付けないじゃないか、まさか恭介から愛の告白を…」


恭介「しません、ただ色々ありまして少し匿ってください」


伊織「ほぉ〜、まずは背中に引っ付いている2人のことを聞こうか…」


恭介「え〜と…」


伊織さんを説得すること数十分


伊織「だいたいわかったわ…いつまで恭介の背中に引っ付いているつもりかしら2人とも…」


遥と美紅は俺の背中から降りた


「山本兄はどこだー!」

「隠れてないで出てこんかー!」「あいつ遥ちゃんと美紅ちゃんと一緒に逃げたよな」「なんだと!ぶっコロース!」


校長室の外に俺が出たら間違いなく襲われるな…

周りが治まるまでここに籠城するか


伊織「人気者だな、恭介は」


恭介「冗談言わないでください、今出たら殺されます」


伊織「さて恭介、ここにタダで籠城できるとは思ってないよな」


恭介「…どうしても?」


伊織「こう見えても私は忙しいからな〜仕事に集中するために追い出すかもな〜」


恭介「冗談です、条件をどうぞ言ってください」


伊織「素直なのは良いことだぞ〜恭介」


恭介「で俺に何をさせる気ですか?」


伊織「そうね〜、こっちに来て私を癒してもらおうかしら?」


いつも思うがこの人は周りが見えているのだろうか?遥は一応身内だからいいだろうが美紅は赤の他人だぞ



恭介「伊織さん、一応言いますけど、ここには美紅がいますよ」


伊織「別に構わないわ、見られたところで何ともないわ、ただ面白くなりそう…」


恭介「何がです?」


美紅「恭介君…君は歳上のロリ体型の人と他人に言えないことをする趣味が…」


恭介「あるわけない、てかあってたまるか」


伊織「恭介…今そこの小娘何て言った?」


恭介「ん?ロリ体型の歳上の人、だった気がします」


俺が言ったとたんに伊織さんの姿が視界から消えて、次の瞬間には美紅が床に倒れていた


伊織「口に気をつけなさい、恭介の知り合いだから殺さないけど、次はないわよ」


伊織さんが冷酷にいい放った

美紅は自分に何が起こったのかわからない顔をしている


恭介「美紅、大丈夫か?ああゆう言葉は伊織さんの逆鱗に触れるから注意しろよ」


美紅「恭介君…出来れば早めに教えて欲しかった」


美紅は立ち上がるとすぐさま俺の所に来た

茜と一緒で伊織さんに苦手意識が付いたなこりゃ


恭介「伊織さん、美紅が落ち着くまで少し待ってくれませんか?」


伊織「いいわよ、あまり待たせないでよね」


伊織さんから許可を取ったらし、美紅を落ち着かせるか

しかしどうすればいいのだろうか?茜たちと同じ方法でいいのだろうか?

取り合えず頭を撫でてみた


美紅「ッ!?」


反応はあったがあまり意味が無いようだ

さてどうしよう…、テレビドラマとかだったらこの場合は…


美紅「////」


抱き締めてみた

美紅の体温が上がってきている様に感じるが気のせいだろう

俺はさらに頭を撫でてみたすると美紅は顔が真っ赤で幸せそうな顔で気絶した


恭介「お〜い、大丈夫か?美紅〜」


揺さぶってみたが反応がない、試しに頬っぺたを軽く叩いてみたが起きなかった


恭介「完全にのびてる……遥、美紅を看ていてくれ」


遥「わかった」


俺は美紅をソファーの上に寝かせた


恭介「にしても、何で美紅は気絶したんだ?」


伊織「ん〜、女心がわからない恭介にはわからないことよ」


恭介「女じゃない俺が理解した方がおかしいですよ」


伊織「ふ〜ん、まぁそんなことよりも私を癒してくれない?」


恭介「…わかりました」


その後、俺は伊織さんが満足するまで校長室から出ることができなかった





恭介「疲れた〜」


遥「お疲れさま、お兄ちゃん」


美紅「校長先生のあんな姿は初めて見たよ」


ちなみに今は放課後である

さすがに諦めたのか男子の姿は無い


恭介「そういえばやけに遥は大人しかったな」


遥は俺が伊織さんを癒している最中は何も言わないでじっと待っていた

ちなみに美紅は途中で起き上がり、俺と伊織さんを見て少し騒いだ


遥「お兄ちゃんには家でお姉さんにしていたことをして欲しいだけだよ」


恭介「そうですか…」


家には茜がいるから安全…だよな?

最近自信を持って言えないんだよな…


美紅「それじゃあ、私はこっちだから」


恭介「あぁ、じゃあな美紅」


美紅「また明日ね、恭介君」


美紅は俺たちとは反対方向の道を進んで行った


恭介「とっとと帰るか、遥」


遥「そうだね、お兄ちゃん」


俺と遥は自分たちの家に向かって行った





恭介「疲れた〜」


俺は自分のベットに倒れ込んだ、遥は俺に遠慮なしに甘えてきて茜がそれに激怒して止めるだけでもかなり疲れて、さらに今日の見回りでは大量の夜叉を相手に奮闘したからだ


恭介「このまま寝ようかな…」


〜♪〜♪


ゆっくりと瞳を閉じようとしていたら携帯が鳴った


恭介「ん?美紅からか…」


美紅からメールが届いていて、内容は土曜日のことについての待ち合わせ場所と時間が書かれていた

俺は返事を送り、そしてそのまま寝た






メリークリスマス


一応言いますけど自分はリア充じゃありません


クリスマスと言えばプレゼントですが、中学に上がってからはプレゼントは貰ってません


あと、イルミネーションを見たいな〜って思って町に出たらあちらこちらでイチャイチャしているカップルがいました

非常に居たたまれない気もちになってしまい、イルミネーションを楽しむことができませんでした


リア充なんて爆発しろー



彼女いない歴=今の年齢

である凰火からでしたノシ

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