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第十七話

家に帰る途中……


???「思い出せたか?」


恭介「あぁおかげさまで…で、お前の目的は何だ?」


???「そう焦るな、まずは自己紹介だ、俺は菊野智治(きくの ともはる)だ」


恭介「俺は山本恭介だ」


菊野「で、目的だが…山本に手伝って欲しいことがある」


恭介「俺にか?」


菊野「あぁ」


恭介「何故だ?」


菊野「理由はお前も俺と同じ夜叉が体の中に居るからだ」


恭介「それだけ?」


菊野「あぁ夜叉が体の中に居るということはそれなりに実力があるということだ」


恭介「そうか…で、何をするんだ?」


菊野「やってくれるのか?」


恭介「話を聞くだけだ」


菊野「人工的に力を持った人を作ろうとしている組織がある…」


恭介「それを一緒にやっつけようと」


菊野「そうゆうことだ」


恭介「でもさ、力がつくって結構いいことじゃ…」


菊野「いいや、そもそも成功すると思うか?」


恭介「…しないだろうな」


力を持った人を作ることができるわけがなかった

力は力を持った一族の特徴だったり、偶然子供が力を持って産まれるという場合にしかあり得ないからだ

それを人工的に可能にするとなると…


恭介「俺らのような一族が狙われるということか」


菊野「その通り、そして捕らえられたヤツは研究材料にされるだろうな一生」


恭介「それだけはなんとしても止めないといけないな」


菊野「協力してくれるか?」


恭介「もちろん、けど二人だけで大丈夫だろうか?」


菊野「俺の方は二人協力者がいるがお前は?」


恭介「事情を話して手伝ってくれそうな人は二人いるが…」


正直、茜と美紅は巻き込みたくなかった

もしかしたら人を殺すことになるかもしれないからだ…


菊野「そいつらも事情があるからな…一応これ俺の連絡先」


菊野は俺に電話番号が書かれた紙を渡した


恭介「ありがとう、決まったら連絡する」


菊野「わかった、それじゃ」


菊野はその場を立ち去った



恭介「茜、話がある」


俺は夕飯の時に話を切り出した


茜「なにかな恭兄?」


恭介「実は……」


俺は菊野と話したことを茜に話した


恭介「……と言うわけだが」


茜「恭兄…私も手伝わせて」


恭介「いいのか?人を殺すことになるかもしれないんだぞ」


茜「恭兄を一人でそんなことさせる方が嫌なの」


恭介「そうか…ありがとうな茜」


茜「恭兄だけに辛い思いさせる訳にいかないしね」


そうして茜も協力してくれることになった




次の日学校で…


恭介「……と言うわけなんだ」


美紅「…私もやる」


恭介「いいのか?人殺しになるかもしれないぞ」


美紅「恭介君は人殺しになる覚悟があるんでしょ?それなら少しでも重荷は軽い方がいいでしょ」


恭介「美紅、ありがとうな」


美紅も協力してくれることになった


俺は昼休み、菊野と連絡を取った


恭介「こっちも二人協力してくれることになった…」


菊野「そうか…いいんだな」


恭介「あぁ、二人の覚悟は確かめた」


菊野「そうか」


恭介「最後に確認、俺はお前らが裏切った瞬間、俺は必ずお前らを殺す」


菊野「わかった、そして俺も裏切り者は必ず殺す」


恭介「わかった、肝に命じておく」


菊野「みんな一回集まって顔ぐらいは知りたいんだがいいか?」


恭介「わかった、場所は?」


菊野「俺とお前が会っている所でいいか?」


恭介「わかった、二人に伝えとく」


俺は電話を切ると茜と美紅に伝えた



放課後、俺は茜と美紅を連れて約束の場所まで来た


恭介「意外と早いんだな菊野」


菊野「俺は約束は守る方だぞ、でその二人がお前の協力者か…」


恭介「あぁお前の協力者は何処だ」


菊野「もうじき来るはずだが…」


???「はるちゃん遅れてごめん」


???「菊野君…場所の説明が適当で探すの苦労した」


菊野「菜緒子に葉山さん、来るのが遅い」


恭介「この二人は?」


菊野「ちょうどいい、みんな自己紹介しよう、俺は菊野智治だ」


恭介「俺は山本恭介だ」


茜「私は山本茜です」


美紅「私は神崎美紅だよ♪」


佳山「私は佳山菜緒子(かやま なおこ)です」


見た目は髪が少し茶色がかかっていてサイドテイルにしている、身長は160㎝ぐらいだろうと思う


葉山「私は葉山綾音(はやま あやね)です」


見た目は髪が一纏めにしてあって長かった、身長は155㎝ぐらいだろうと思う


佳山「二人は同じ苗字だけど兄妹?」


恭介「直接血は繋がってないが兄妹だ」


葉山「そうなんですか?珍しいですね」


茜「親がいろいろと大変なの」


恭介「そうゆうこと」


佳山&葉山「そうですか…」


恭介「菊野には言っといたけど再確認だ、俺は俺たちを裏切ったヤツを必ず殺す、それだけは覚えとけ」


菊野「逆に俺も俺たちを裏切ったヤツを必ず殺すからな」


そうして俺と菊野は握手して互いに約束した

決して裏切らないことを…




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