ピンチからの依頼
ホテルに住み着いて早3日。ホテル滞在料金だけが増えていくばかりで、二人の稼ぎは全然追いつかない。
ルリ「今日もバイト…って、これ…お金大丈夫かなぁ…。」
ルリは不安げな様子であったが、
カイ「正直に言いますと、結構マズイですね。」
カイは真顔でそう答えた。
そして、そんな会話を交わした二人は、いつもの様に受付の前を通り過ぎた。
すると、受付の人がこちらに向かって走り出した。
ルリ「ひぃぃ!お金払って無いからついに怒ったのかなぁ………。」
ルリはとても怯えた様子で言った。
受付「あ、あの…!良ければ、ご協力いただきたいのですが…。」
カイ「え、何でしょうか。」
受付「実は、このホテルは呪われているらしいのですよ。私も、最近心霊現象とか、人型のナニカが見えて…。」
ルリ「え…。そうなんですか?」
受付「はいぃ…!今まで黙っていてすみませんでしたぁ!」
受付は深々と何度も頭を下げる。
カイ「えと…。それで、協力とは?」
受付「あ、あのですね。その、幽霊?妖怪?ま、まぁ、この呪いの元凶を倒すか、呪いの正体を暴いて欲しいのですよ。」
カイ「分かりました。ですが、何故私達に依頼を…?」
受付「それはですね、貴方達から何か凄い力を感じたからなのですよ。」
カイ「なるほど。では、引き受けましょう。」
受付「ありがとうございます!解決されれば、お礼も用意していますので、頑張ってください!後、ホテルの内部を見たければ、お声を掛けていただければ…」
カイ「いえ、その必要はありません。何故なら、私、もう元凶が分かったので!」
受付「えぇ!それは本当ですか?」
カイ「はい!今日中にご報告致しますね。」
受付「ありがとうございますっ!では!」
受付は嬉しそうに去って行った。
そして、ルリはさっきまでボーっとしていたが、やっと我に返った。
ルリ「ふぇ?本当に元凶が分かったの?」
カイ「はい!本当に分かりましたよー♪」
ルリ「えぇ?どうやって…。」
カイ「あぁ、これも波動を使って、検索をしたのですよ。そこで幽霊を察知しました。」
ルリ「へぇ〜。波動の技術って便利だね。私も使えるようになりたいなぁ。」
カイ「では、この依頼が終われば、特訓をしましょう!そこで初めに波動の技術を教えますね♪」
ルリ「ありがとう!」
そうしてルリとカイ、二人は、カイが察知した幽霊の居場所まで、足を運んだ。
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ではでは。