「え…ここどこ…?」
このエピソードから物語が始まります!
では、どぞ!
「え…ここどこ…?」
少女が一人、暗い森の中横たわっている。そして目を覚ます。
(うん…。ちょ、ちょい待って、何も思い出せない…。自分が誰だったか、能力も、種族さえも何も分からない…。名前…は…、あ!ルリ!だった気がする…。えーと、他には…傷は無いみたい…。不幸中の幸いってやつね。後思い出せることは…あっ!ここがどこか分かんないってことだ!)
色々自分のことを思い出す作業をしているルリだが、
ガサガサ…
森の茂みから音がする。
(え…な…何…?)
そこから一人の、ヘッドホンのような物を身に付けて、少し黄色がかった白い綺麗な髪をなびかせた女の子が。ルリよりも少し年上の様だ。
そして、女の子は満面の笑みを浮かべて、
?「やっと見つけました!主様!!」
と元気な声で言った。
ルリ「…ふぇ?」
ルリはさっぱり分からない様子であった。
?「あぁ…、やっぱ記憶ありませんよね?あんな技使っておいて無事なわけありませんもんねぇ。」
ルリ「貴方…何なの?さっきから。私のことを主様って呼んでたし、一応敵では無さそうだけど…。とりあえず名乗って。」
ルリが言うと、女の子は頭を下げ、こう言う。
?「申し訳ございませんでした。私は貴方の…そうですね、側近と言うべきでしょうか…。まあ近しい関係でした。それで、私は【カイ・アルメファ】です。以後お見知りおきを。」
ルリ「ふーん…。で、私に何の用があって来たの?」
ルリはずっと横たわっていた身体を起こしながら聞いた。
カイ「まず、主様を守ることです。これが一番ですよ。そして、主様の中に眠っている力の呼び覚ましを行おうかと。ですが、呼び覚ましの方は急ぎでは無いのでゆっくりやっていきましょう!」
ルリ「………ねぇ、私、よく自分のことが分かんないの。貴方…カイだったよね。私のことをよく知ってるみたいだし、眠っている力よりも、先に私のことを教えて。」
カイ「分かりました。今、私から教えられるだけ、主様に教えましょう。」
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ではでは。