よろしくと、おやすみと、おはよう ※
浅沼、木ノ下、宮田の三人と話した結果、俺のステータスの合計値が異常に低いこと、また、三人
のスキルがチートなことがわった。
「はぁ…」
「元気だすンゴ、きっとスキルもステータスも最初は弱いって人が後から覚醒して俺TUEEEEする王道展開ンゴ」
そういいつつも頬は弛み優越感がかいまみえるが、きっと俺が同じ状況で自分が明らかに強いと自覚したらきっと同じような顔になるだろうから放っておく。
「でも適性ですよ?もしかしたらものすごく強くなるスキルなのでは?」
と木ノ下が言う。
「いや、それはないみたいなんだ。農民でももっている人が多いスキルらしい。そう記録係の人が言ってた。」
「そうなんですか…ですが我々は勇者です。きっと大丈夫ですよ。」
と木ノ下が優しく声をかけてくれる、本当にお前イケメンかよ…。
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木ノ下
LV1
EXP 0 /10
SP 0
HP 20/20
MP 11/11
STR10
ATK10
VIT10
DEF4
INT24
RES5
DEX8
AGI23
LUK6
パッシブスキル
雷の技巧
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浅沼
LV1
EXP 0 /10
SP 0
HP 27 /27
MP 9/9
STR14
ATK14
VIT12
DEF5
INT6
RES4
DEX7
AGI27
LUK7
パッシブスキル
風の技巧
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宮田
LV1
EXP 0 /10
SP 0
HP 34/34
MP 7/7
STR18
ATK18
VIT15
DEF15
INT5
RES3
DEX6
AGI7
LUK6
パッシブスキル
水の技巧
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俺、なんにもないじゃん。
三人が言うには他にも火等の技巧持ちが複数人いて、全員が技巧のみで地属性の適性Ⅰのような数字がなかったそうだ。
技巧は勇者などの専用スキルだと考えられる。
いいなぁ…はぁ。
「土の技巧持ちはいたのか?」
そわそわして聞いてしまう。
「あっていないでござる」
「ンゴ」
んご?肯定なのか?
「私も会っていませんがもしかしたらいるかもしれませんね。」
「だよなぁ…はぁ…」
「きっと大丈夫ンゴ!元気出すンゴ!」
いるのかなぁ…土の技巧持ち…
「そういえばスキルはないのか?」
「話した方たちも持っている方は少なかったでござるが、スキルって強く願ったらスキルツリーみたいなのが浮かんでこないでござるか?」
「おおー本当だ」
モヤがかかってはいるがスキルツリーが浮かぶ。
「SPを稼ぐ方法がわからないですがきっとSPを使って取得するんでしょうね」
頬が自然と弛む。我慢できない。
「坂本氏にやけてるンゴ」
全員の顔が弛んでいた。
「やっぱり…異世界に来たんだなぁ」
そうしみじみ呟くと
「ええ!」
「はい!」
「ンゴ!」
三者三様の答えが返ってくる。
心がふわふわする。
頬を軽く両手で挟み込むように叩きパンッと乾いた音を鳴らす。
「どうしたンゴか?」
「いやほんと…これからよろしく」
顔を叩いたのに頬は弛むし照れる。
「ええ」
「もちろんでござる!」
「ンゴ!」
「明日から授業と訓練が始まるっていってましたね、もうそろそろ寝ましょうか。」
「ああ」
興奮して寝れそうにないが、きっと他の三人も同じだろう。
ベッドに入り一時間程たっただろうか、目を瞑っても全く寝れない。
スキルツリーやステータスが頭から離れない…
あぁ…本当に楽しい。最初に陸上を初めた時みたいだ。
「誰か起きてるンゴか?」
「あぁ…」
「起きてますね…」
「眠れないでござる!」
四人で今後について他愛もない話をしていたら、ッキューーーーーという聞いたこともない動物の声が聞こえ、柔らかい朝日が差し込んでいた。
「おはよう三人とも」
「みんなちゃんと寝ないとダメですね」
笑いながら木ノ下が言い二人が笑う、勿論俺も。
ステータスを書き直す可能性があります。
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