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苦しい

作者: 古瀬

生きていれば辛いことだって

誰にでも何回かはあるなんて

だから乗り越えて行かなきゃいけないなんて

どこかの誰かに聞いたんだ


僕の中の苦しみは

あなたにとっては些細な事でも

僕にとってはずっと強く残っていて

立ち止まったままずっと乗り越えられずに


僕はきっと弱い人間なんだと思い知らされた

涙が止まらないのもきっと弱さなんだ


たくさんの苦労話を聞いては

僕の苦しみがちっぽけ事だって思い知った


それでも僕の苦しみは消えないまま

まだ乗り越えられずに布団に潜った


こんなことですら

笑ってやり過ごせない僕は

きっとずっと今もこれからも弱いままで


死んでしまえばこれもきっとおしまい

それでも僕はそれすらできなかった

僕は弱いままなんだって知った


弱い僕が弱いと知る度

首を胸を締め付けられたような

息が苦しいんだ心臓が破けそうだ

涙を流しても足りないや


口の中か涙でしょっぱい味がする

唇をかんで鉄の味を

血の涙がいつか出たのならば

そしたら僕は満足出来るかな


僕はまだ透明な涙を流している




古瀬


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