よろしくお願いします。
人生とは予定通りにならないことばっかりである。
予定どおりに進むことなんてごく稀であり、大抵何らかのハプニングが発生する。
その時に修正して当初の予定通りにいけることもあれば、予定を大幅に変更しなければならないときもある。
私見だが、重要な時に限って予定通りに進ませることができないことが多い。
この私見は完全に自らの経験からである。皆が皆こういうわけではないのだろう。
単に自分が予定を建てるのが下手なのかもしれないし、そういう星のもとに生まれたからかもしれない。
もしくは、人生というもの自体がそういうものなのかもしれない。確実に予定通りに生きたいのなら、さっさと死ぬしかないみたいなことも聞いたことがある。
まあ長々と「予定」というものについて語ったわけだが、私が言いたいことはつまりは、
たった数秒後のことも、我々は知る(予知する)ことができない。
ということだ。
だから、朝に目覚まし時計が鳴りやがらないということを予知できないのも当然と言えよう。
したがって今朝寝坊してしまったことも不可抗力であるし、いっそ遅刻するなら盛大にやってやれと考えるのも普通の心の働きである。普通である。運命である。ですてにーである。
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「というわけで仕方のないことだったのです。」
「いいからあとで顔貸せや、天空」
登校した後、担任の先生から呼び出しをくらいました。
ごつい顔と合わせてなかなかの迫力がある。きゃあこわい
「とりあえず授業受けてこい。で、放課後に職員室な。」
ちなみにもう5時限目。放課後なら縛る鎖(授業)もない。逃げるか…
「逃げたらしばくからな」
「ヤダナー、ソンナコトスルワケナイジャナイデスカー」
こやつエスパーか。
というわけでやってきました職員室。
入り口わきに飾られた観葉植物が心なしかしなびた姿でお出迎えしてくれます。
入り口を開けると数人の教師がこちらをチラ見。こっちみんな。
担任はどうやらいないようだ。人を呼び出しておきながらチキショウ。
居場所を他の教師に尋ねると、
「今は帰りのHR中じゃない?」
…道理で教室で帰るやつがいなかったわけだ。
もういっそこのまま帰るか。いや、体長不良ということにして保健室に逃げ込むか。
そしたらHRサボった言い訳にもなるし。
うちの学校は保健室までが遠く、中庭を通ると近道ができる構造になっている。
中庭をトコトコ歩いていると上から悲鳴が聞こえ、なんじゃらほいと思って見上げれば
親方!!空から女の子が!!
いや親方なんていないが…冗談じゃなく人が降ってきた。おれはパ○ーさんじゃないぞ!
しかも直撃コース。これはあれやな、オトコを見せろいうことやな。包容力を示せゆうことでええんやな。そういうことなんやな。
覚悟を決めてキャッチ態勢をとり、ステンバーイ…ステンバーイ…
そこで俺は気づいた。予想よりも面積が広いことに。
ズイブンフクヨカナカラダデスネ…
次の瞬間には目の前が真っ暗になってました。
途中に似非関西弁になるのは混乱のためです。
ちなみに女性か男性かは制服で見分けてました。