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Choices

作者: さな

 人生は選択の連続だという。

 しかしそう言われたところで、実感は無い訳だ。例えばコンピュータ・ゲームのように、目の前に選択肢が現れたなら。無意識のうちに、間違った選択をすることもないのだろう。

「面白い。そうかもしれないな」

 頭に直接声が響いた。「誰だお前は」

「俺は神さ。お前に、その力を与えてやる」

 暗転。


 再び目を開けた時、目の前には無数の選択肢が浮かび上がっていた。それは、視界の端から端までを埋め尽くす程であった。

 幾千、いや、幾億もの『選択肢』から唯一つを選び取ることを強要され続けるのだ。

 やがて彼は、その中に、輝いて見える選択肢を見つけた。唯一の、解放の選択肢だ。


 ――彼はリセットボタンを押した。

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