黄色~ゴッホ「ひまわり」より
VAN GOGH, Vincent ファン・ゴッホ、フィンセント
Sunflowers ひまわり1888年
(著作権フリーの画像を掲載しています)
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花を飾ろう
向日葵の黄色い微笑みは
僕たちを見守る太陽だ
一緒に追い求めよう
日の光を
明るい世界に眼差しを注ぐ
この花のように
僕の体に力は漲り
僕の頭は正解を弾き出す
君と共に咲けるのならば
だけど
部屋に一人残された僕を
今は太陽すら知らんぷりしてる
光は どこにいった?
希望は溶けて無くなり
夢は腐って地に落ちた
言葉という言葉が 全て僕に襲い掛かり
わんわんと責め立てるなか
向日葵だけが 静かに僕を見つめていた
きっと どこかで咲いているでしょう
枯れて召される瞬間まで
同じ光を追うことでしょう
間違いを繰り返し
孤独を味わいながらも
芸術という光を求めて
祈りを 黄色い絵具に混ぜて
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〔ちょっと解説〕
「画家の理想郷を作るんだ!」
夢を抱いたゴッホは、「黄色い家」と呼ばれる家を借りて、ゴーギャンを招きます。
その部屋を飾る連作として構想されたのが、『ひまわり』のシリーズ。
でも、たった二ヶ月で共同生活は破綻。
ゴーギャンは去ってしまいます。
『ひまわり』の絵に使われているのは、ほとんど黄色。
その限られた色の中に、ゴッホが込めた沢山の思いを感じます。
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「構図」に気付いた話
今回も、引き続きゴッホ。
前から好きだったけど、調べたらもっと好きになってきちゃった。
以前、クリムトの「ひまわり」を詩にした時は、
「ゴッホより、こっちが好き」
なんて言ってたくせに。
Sunflower 1907 Gustav Klimt
クリムト『ひまわり』
(著作権フリーの画像を掲載しています)
ゴッホの描いた有名な『ひまわり』は、連作。
広く認められている7点のうち、6点が現存している。
そのうちの1点は、太平洋戦争末期の日本で空襲により焼失。
って、名探偵コナン「業火の向日葵」でやってたの、元ネタあったのね!
(もちろん、細部は創作されてますが)
私が今回取り上げたのは、SOMPO美術館所蔵の作品。
これが一番馴染みがあります。
でも、なんだろう。
この絵を見た時、こんな印象を受けました。
何か言いたいんだけど言えなくて。
だけど、溢れる黄色は、うるさいほど溢れてくる感情みたいに思える。
混じっている枯れたひまわりは、うなだれていて。何かを諦めたように見えて。
でも、全体的には、じっと黙り込んだまま、それでも何かを願っている……。
心のまま、勝手に描き散らしました。完全に個人の見解です。
だけど、絵を見て感じることは、人それぞれ。
じゃあ、描いたゴッホ自身は何を伝えたかったのかなあ。
以前、一気見したアニメ「ブルーピリオド」。
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/blueperiod.html
作中で、先生が言うんですよね。
いい絵画は、構図がいいって。
そうなのかあ。
そこで、絵画の構図について調べてみました。
構図とは、絵の設計図。
形・色・光・線などを、どう配置するか。
綺麗に並べるだけが目的じゃない。
その絵を前にした人の視線は、どう動く?
それを見た人は、どう感じる?
自分がその絵で伝えたいもの――感情、意味、空気、温度、匂い……。
「伝わらない」絵にならないように、描く前に建築図を組み立てるんだ。
あああ、ごめんなさい。絵を描く人は、そこまで考えているんですね!
今まで気づいてませんでした。
「観る側」だけの視点ではなくて、「見せる側」。
すなわち「創作する側」の視点を理解することで、より深く絵画を味わえるんだなあと思いました。
ちなみに、最近ChatGPTを利用し始めまして。
この「ひまわり」の構図を説明してもらいました。
説明イラストはGeminiさんで作ってみましたよ~。
↓ 説明文はこちら ↓
ゴッホ《ひまわり》(SOMPO美術館蔵)構図の特徴
〔中央構図+垂直軸〕
花瓶を画面のほぼ中央に置き、垂直軸を基準に左右の花をバランスよく配置。安定感と静けさを生む。
〔やや低い重心〕
花瓶が下寄りに位置し、落ち着いた印象。重心が安定して「祈り」や「静かな尊厳」を感じさせる。
〔放射線的な花の配置〕
花が中央から外へ広がるように放射状に並び、生命力と上昇の象徴となっている。
〔背景と卓面の境界が曖昧〕
空間の奥行きを抑え、全体を平面的にまとめることで、色彩と形の調和を強調。
総評:
この構図は、アルル時代の激情的な「放射構図」よりも静まり、「祈りのような安定」と「内省的な静寂」を表す構成になっています。
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あんまり合ってないぞ、私の印象。
でも、まあいっか。
自分の心で感じることが、一番重要だもんね!




