表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛詩集  作者: 枯葉
9/17

きっかけは人違い

あの日駅の改札で

君だと思って声をかけた

振り返ったその横顔に

違うのに心が跳ねた



「ごめん」と笑ったその瞬間

なぜか胸が熱くなって

偶然が作ったこの出会い

運命だと信じたくなる



きっかけは人違いだった

それでも君に惹かれていく

名前も知らない君のことを

知りたいと思ったんだ

叶わないとわかってるけど

この気持ちは止められない

すれ違うたびに苦しくなる

片思いの行方



同じ時間の同じホーム

見つけるたびに視線そらす

友達の話題に出るたび

笑顔を作るのがやっと



ほんの少しの偶然でも

心が希望を探してる

「好きだ」と言えたら楽なのに

言葉にする勇気がない



きっかけは人違いだった

それでも君が眩しく見える

何も変えられないこの距離が

切なさを募らせる

届かないと知りながらも

君の笑顔を追いかけてる

この想いが消えるその日まで

片思いを抱いて



いつかまた別の誰かと

笑い合える未来が来るの?

でも今は君じゃなきゃダメで

心が離れない



きっかけは人違いだった

それでも君がすべてになった

ひとりきりのこの恋心

永遠に消せない気がする

叶わない恋と知りながらも

この想いは宝物だよ

さよならの言葉さえいえない

片思いの行方



駅のホーム 君の背中

遠くなるほど好きになる



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ