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凛々しい後姿
夕陽に伸びた君の影が
遠くなるたび胸が痛む
最後の言葉を思い出して
涙を隠した帰り道
君の笑顔も声も仕草も
今はもう届かないけど
あの日の夢はここにある
消せないまま抱きしめてる
凛々しい後ろ姿に
「さよなら」を飲み込んだ
振り返ることなく君は
新しい明日へ向かってる
私はまだ足がすくんで
立ち止まったままだけど
その背中を見送ることで
強くなれる気がして
触れられた手の温もりさえ
遠い記憶に変わっていく
戻れない時間を責めても
答えはきっと見つからない
君の幸せ 願う気持ちと
心に残る後悔たち
交差する想いの中で
一歩を踏み出せないまま
凛々しい後ろ姿が
光の中へ消えていく
私を振り切る君の目に
迷いなんて映らなかった
忘れることで前を向ける
そんな自分を信じたい
この涙も未来のための
一歩になると祈って
あの時の恋が私を
少しだけ変えてくれた
痛みの中で気づいたのは
愛する強さと脆さ
凛々しい後ろ姿に
感謝を込めて手を振るよ
いつの日かまた会える時に
胸を張れる私でいたい
君の未来を応援しながら
私も歩き出していく
この別れが始まりになる
そんな気がしているから
夕陽に消えた君の影と
微笑む私の明日が重なる
