表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コモスタクト ―星々を結ぶ意志―  作者: パンチャー
1章 イヴリス動乱
3/26

イヴリスの反乱

コモスタクトをログアウトした翌日、拓人は大学で講義を受けていた。

講義が終わり、コンビニで飲み物を買ってから家へ帰る。

「さて、今日の夜ご飯は何にしようかな?」

拓人はペペロンチーノを作ることにした。

「よし、ペペロンチーノが完成だ。味はどうかな?」

「うん、ちょっと味が薄いけど美味しいよ。」


食事を終えた拓人は、再びコモスタクトにログインした。

「戻ってきたぜ、コモスタクトに!」


サーモンはログイン後すぐに鍛冶屋へ向かい、ドアを開けた。

「おう、サーモン、よく来たな!」

ダニエルがにこやかに迎える。

「悪いな、まだ武器は出来ていなくて、あと数日はかかりそうだ。」


そこでダニエルはヘパイストスにある図書館を紹介してくれた。

「サーモン、お前はここに来て何も知らねぇだろうから、図書館でこの惑星のことを調べて来い!」

「ありがとうございます、ダニエルさん! じゃあ、図書館で情報を集めてきます。」


サーモンは鍛冶屋を後にし、そのまま図書館へ向かった。

「よし、図書館に着いた。そんなに遠くもなかったな。」


館内に入り、サーモンは惑星について調べ始める。

「ふむふむ、この惑星には複数の都市があるんだな。」

「主要な都市はこの6つか……」


主要都市:

イヴリス(軍事都市)

ヘパイストス(鍛冶都市)

ミネルヴァ(研究都市)

オケアノス(港湾都市)

アグニ(農業都市)

エオス(中立都市)

ネメシス(宗教都市)

図書館の天井では、機械仕掛けの天球儀がゆっくりと回っていた。

拓人――いや、今は“サーモン”という名で生きる彼は、ウラニアの国家地図を見つめる。

「イヴリス……ここか。軍事都市、隣が鍛冶の都市、ヘパイストス」

ページを繰るたび、古代の戦争記録や国家間の同盟条約が記されている。


そのとき、図書館の静寂を破るように、壁に設置された警報石が赤く点滅した。

「《警告》──イヴリスにて反乱が発生。中央評議会より、国家警戒レベルを【赤】に引き上げます」


周囲の学者たちが慌てて席を立ち、司書が慌ただしくスクロールを巻き戻す。

拓人は自分の目を疑った。

まだ何も詳しく知らないはずの都市、イヴリスで、反乱が起きたというのか。

(まさか……そんなに急に動き出すとは……)


手に持っていた「イヴリス歴史」の書が、手から滑り落ちて床に落ちた。

遠くで響く砲声は、決して幻ではなかった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

もしこの物語が「面白い」「続きが気になる」と感じていただけましたら、ぜひブックマーク・評価をしていただけると嬉しいです。

あなたの応援が、次の話を書く大きな励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ