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2章プロローグ
――イヴリス動乱から1週間後。
中央評議会の圧制から独立を果たしたイヴリス。要塞都市カーディナル・ネストはプロメテア・ノヴァの手に渡り、惑星ウラニアには新たな勢力図が描かれようとしていた。
しかし平和は長く続かない。各国家は密かに国力を蓄え、再び訪れる戦乱に備えていた。中央評議会は影響力を回復しようと画策し、イヴリスは独立を守るための戦略を練る。
その陰で、第四勢力「クアドリガ」が不穏な動きを見せ始めた。宗教都市ネメシスを拠点に勢力を拡大し、世界の均衡を崩そうとしている――。
ウラニアは、多極化する国家間の緊張と暗躍が交錯する新たな戦乱の胎動を迎えつつあった。
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