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おくすりのめたね

作者: ライス中村


笑っちゃいけないところでも

笑っていたんだよ なんかおかしいな

電気がついてるのにどこか暗い部屋

その中は自白に満ちている


不安がらせちゃ悪いけど

そうなるのはもう仕方ないよね

ガタンゴトンと床が鳴る

みんなは部屋の外に出る


誰も彼も ひとかたまりで

生まれるのはいつもアイロニー



嫌だ も 憎い も 哀しい も

もう要らないのにまだ湧いてくる

その割に足りない 嬉しい を

僕らは注射器で補充するんだ


らんらんらん らんらんらん

らんらんらんら らんらんら



朝も夜も もうひと息で

スーサイドまで辿り着くのに

僕は今も もうろうとして

なぜだか線路を踏まずにいたよ


泣かなきゃいけないところでも

笑っていたんだよ なんかおかしいな



嫌だ も 痛い も 苦しい も

もう要らないのにまだ湧いてくる

その割に少ない 楽しい を

僕らは炊いて煙にして吸う


嫌いだよ もう守らないでくれよ

もう放っといて欲しいんだよ

生活に足りない 生き甲斐 を

僕らは幻覚と夢に求めた


らんらんらん らんらんらん

らんらんらんら らんらんら


らんらんらん らんらんらん

らんらんらんら らんらんら

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