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第一話



『この世の神は全て中性である。

中性とは性別を持たないという事である。

よって、神は神聖なものであり、敬い、祀るべき存在である。』

(アリオデネス建国記から抜粋)


『昔、この世界の人類は神と同じ中性であった。

その所以は、人類は後に神となるであろう者の集まりであったからだ。

しかし、余りにも力を持ちすぎたため、神々は人類の強さを恐れ、“性別”を“祝福”として与えた。

それが人類が性別を有している訳である。』

(人類の起源から抜粋)



アグノストスはそんな世界で生まれた。

彼ー彼女ーいやどちらでもないこの黒翼族は生まれつき赤と青のオッドアイだった。それを気味悪がった両親は生後間もなく自ら子供を捨て、孤児院に託した。


子供は「名無し」のアグノストスと名付けられた。


孤児院では腫物として扱われ、殴られ蹴られの毎日だった。薄暗い、埃っぽい空間にまるで閉じ込められているようなそんな毎日に、世界に、アグノストスはゆっくりと興味を無くしていった。じわじわ、じわじわと。

毎日の食べ物がただでさえ味が薄いのに味を感じなくなった。表情を動かさなくなった。空の青を綺麗と思わなくなった。虐めてくる奴らの顔がぼんやりと見えて来た。


そうして、アグノストスの世界から、光が消えた。


そして、運命の日が来た。

孤児院の同年代の子供が全て4歳になった日、子供達は神殿へと引率されて行った。

神殿の暗い影が顔に落ちた時、アグノストスは逃げ出した。

子供ならではの本能が警報を鳴らした。ここにいてはいけない、と。

初めてその黒い翼を広げて、後ろからの怒鳴り声を無視して飛び上がった空は、酷く曇っていた。



こんにちは!にゃんこです。

この度は序章を読んでくださり、ありがとうございます♪

大体投稿は一週間ごとになるかと思います。私の気分次第で何回も投稿するかもです。時間は平日10時、週末22時固定です。

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ではこれからもよろしくお願いします!

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