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一流って何だろう?

「なんか面白いことないかなー」


よくある暇な大学生の言葉である。


俺こと青葉聡は暇を持て余していた。

面白いことが大好きだが、あまり自分から動かない質である。


最初の村についてから一年後。

いまだに村から出ずに仕事をしながら様子を見ている。

やはり腰を据えて仕事しなくちゃね?



「青葉~~~~テメ~~~~・・・・・」


異世界は物騒だな。

人が忽然と消えるなんて。


「人を埋めるって何?ふざけてんの?」


「早いな。増やそう。」


「無駄だ!!!」

「とうとう空中浮遊の魔法を使えるようになったのだ!!」

「ダメージがないとはいえ、いつもいつも・・・・」


「落ちたな。埋めよ。」


「なんで?何で落ちるの?」


「早い。仕方がないな~G君は~何か用かい?」


「一応心配していろいろ情報持ってきてるんだよ?何でそんなにつれないの?」

「あと空中浮遊関係なく落ちたの何で?教えて?」


「空中浮遊でいつかは対策されるの解かっていたので・・・・」


「で?」


「?」


「?」


「ふにゃラララ~~~~」


「何したの!!!いったい何したの!?」


「うっさい!!!Vスタ~ト~」


「何?Vって?」


村人A

『え?これ何?』


・・・・・・・・・


『へ~、Gに言いたいことね~』


「村人にもGで認識されてる!!!ってかこれ何!?」


『Gは一流で最近すごい魔物を倒したって聞いてるしね~。』


「照れるな。」


『まあ、あの生命力はおかしいと思っている。』


「へ?」


『マジ気持ち悪い。』


「村人辛辣!!!一応ドラゴン倒して勲章貰った人間なんだが?」


『青葉君も大変だね~。キモいのに粘着されて。』


「酷い!!!」


『わかってもらえますか~辛いんですよね~』


「そんな風に思われていたの?一応村まで案内した恩人ポジじゃないの?」


『とりあえず全てにおいてキモいよね~』


「この村人何様なんだ!!!」


門番

『Gについて教えてほしい?』


「お!顔見知りでよく話す門番じゃないか!!!期待できる!!!」


『一言で言えばキモイ。』


「・・・」


『話す分にはいいけど、あの凶悪な落とし穴から無傷で生還は気持ち悪い』


「・・・」


『せっかく色男で功績もバンバン上げている今売り出し中の冒険者なのに・・・・』


「誉め言葉の後が怖い。」


『あと青葉君に粘着してるでしょ?気持ち悪い。』


「なんなの?俺より青葉君の評価が異様に高いの何なの?」


「当たり前ですね。いつもいない人より村にいて貢献してくれる人の方が評価高くなりますよ?」


『あ、青葉君この前ドラゴン落とし穴で退治してくれてありがとう。』


「ファ!?」


『いえいえ、あんなトカゲ倒して勲章なんてもらって騒ぐ人の気が知れないんで御礼なんていらないですよ?』


「唐突に俺に対しての蔑みが入ってきた!!!」


『ホント助かったよ。それに比べて・・・』


『言わなくても大丈夫ですよ?』


『ドラゴンすら倒す落とし穴にはまって無傷なんて・・・』


「やっぱりそこに回帰するか!!!俺もびっくりしているわ!!!」




散々村人のキモイ発言を聞いてG君はとぼとぼ帰っていった。

俺村に貢献してると思ってた。こんなに嫌われていると思っていなかった。

そんなつぶやきとともに・・・。

馬鹿だな~G君は~。

Vには編集という技術があるのだよ。

結局何しに来たんだろう?


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