表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「2016.12月の感傷人格が書いたもの」

「からだ」

作者: ちなつ。

 体だけが大人になっていく。

 身体だけが大人を知っていく。

 お金をもらって大人になった気になっても。

 心はガキのまま。

 心はまだまだ未熟。

 

 身体だけが大人になっていく。

 体だけが大人を知っていく。

 もらったお金で高いもの買ったって。

 心はガキのまま。

 心はぜんぜん未熟。


 制服着てた頃は21の冬はもっと大人びてると思ってた。


 自分の心を覗けばあの頃とあんまり変わっちゃいない。


 スーツ着た子たちがずっとずっと大人に見えてしまう。


 そんな年離れていないのに。


 体だけ大人になって。

 体だけで大人を知って。

 心はガキのままで。

 心は未熟なままで。

 大人になった身体にちっぽけな心を入れておくのがなんだか苦痛なのだけれど。

 生きていかないと死んでしまうから。


 子供のままの心を着飾った身体に詰め込んで。

 あたしは今日も家を出る。


 大人ぶった大人として今日も誰かの胸に抱かれて。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 生きていかないと死んでしまうから。 感想失礼します。 上の表現良かったですね。前のリズムからのこの表現がこの詩の何かみたいな気がします。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ