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記念日シリーズ

成人の日

作者: 尚文産商堂

1月第2月曜日。

高校2年生の井野嶽幌(いのだけほろ)が、どこぞで演説をしている市長の映像をテレビで見ながら、作りたてのクッキーを試食していた。

「うん、こんなものかな」

そこへ自室から出てきた桜が、幌のところへ歩いてきた。

「いい香り~。何作ってるの」

「バレンタイン用のクッキー。もう1カ月後だから、今ぐらいから考えていないと」

「テレビ、なにしてるの」

「ああ、成人の日だから、どこかの市長が演説してるらしい」

「なるほどねぇ」

そういって、やかましいと思ったのか、桜はテレビを切った。

そして、幌が作ったクッキーを一つつまみあげると、何も言わずに食べた。

「ん、おいしい」

「勝手に食うなって」

「チョコチップクッキーか。いいねぇ」

桜はさらに一枚を手に持って、自室へと戻って行った。

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