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魔女

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/09/08


 


一番云われたくない

言葉は、なに?

僕の場合はこれかな


これは愛情じゃない、憐れみだよ


ひざまくらしてもらってるときに

云われたものだから

頭が膝に減り込みそうになっよ


そして唾を飲み込んで

彼女の瞳をみあげた


すると彼女はニッと微笑んで


だってわたしは、魔女だから


ひとの心を刺すのが好きなの


それでね


愛するひとの心を刺すのが

いっちゃん好き



この女がなにを云ってるかは

実は僕にはまるでわからなかったけれど

なぜ、こんなことを云うのかは

なんとなくわかってニコリと笑った


魔女というより、天邪鬼だね


僕の頭をそっと持ちあげて

山吹色のカーペットにそっと下ろして


そんなことを云うひとには、

ひざまくらなんてしてあげません


怒った顔をして僕をじっとみおろす瞳


(ごめんなさい、貴女は魔女です)

ちいさな声で云う


彼女は満足げに笑って

それでヨシって顔をする


でも、どうして魔女なんかに

憧れるんだろう

きっと

ホントは天使だから

そんな風に変な悪に憧れるのかな


彼女の気持ちは、よくわからないけど


ま、天邪鬼なのだけは

確かなようだ








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