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1話 聖力発現
帝国歴1790年3月3日────
ピカッ────────────
カミーラ・クラウディア 5歳 聖力が発現────
そして、前世の記憶も思い出す────
カミーラ・クラウディアは、クラウディア家の次女だった。クラウディア家は聖女の家系で、女児には3歳までに聖力が出現する。
しかし、カミーラは、3歳を過ぎても聖力が出現しなかった。そのせいで、家族からは見放され、使用人たちからも馬鹿にされ、相手にされなかった。
食事は毎日固いパンと味がとても薄いスープ、というとても幼児が食べるものではないものを食べさせられてきた。服も使用人服よりもボロボロの服を2年近く着ていた。
5歳の誕生日である今日も誰からも祝われずに部屋で一人、大人しく過ごしていた。
そんなときに彼女は聖力が発現した。そして、カミーラ・クラウディアの前の人生──前世を思い出した。




