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暴走二十五話
まさかの酒井重忠の裏切り‥。
織田家はでかくなりすぎて同盟とかあまり気にしなくなっていた。
「徳川が滅亡の危機‥?ここで消える程度なら俺が呑み込んでやろう‥」
高原諏訪城の徳川軍は織田軍に取り込まれた。
御子神たちは高原諏訪城へ向かうのをやめて、織田家領内にある松倉城を強襲することにした。
藤堂高虎がゆるりと暮らしている松倉城に突然現れる里見軍。
植田光次、徳田重清たち75越えの奮戦むなしく落城‥。
「老人ホームか‥ここは‥」
その頃、里見義弘は佐竹義重を呼び寄せ、浜松城と長篠城を同時攻撃しようとしていた。
「俺が二俣に布陣するだろ。すると、徳川も対峙してくる。その隙に長篠城を叩く。OK?」
「オッケイ!」
佐竹義重の軍勢は長篠城へ大きく北に迂回しながら向かった。
里見義弘たちは浜松の戦いで石川康勝の部隊を難なく撃破し、浜松城に到着。
「難攻不落というより戦略的に粘るための構造を持った城だな。要する撤退と持久のための防御だ。井伊だの本多だのが来る前に落とすぞ」




