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暴走二十一話
江尻の戦いに敗れた結果、駿府館を守りきるだけのモチベも兵力もない徳川軍。あっさり駿府館を奪われる。
そもそも戦闘用の城郭ではないのもあって徳川軍としては正直捨て石みたいなもんである。
「西に進むか北上するか迷うな‥」
結局、軍を二つに分けて北と西、同時進行で叩くことにした。
御子神典膳、和田昭為、芳賀高定の部隊が北の飯田城へ向かった。
飯田城を守る一色在通。残念ながらあまりにも公家すぎた。基本、公家に武魂はない。日頃から讒言や謀略で生きているのだ。
飯田城を捨てて逃げ去る。
「簡単に手に入ったのはいいが、こんな場所保持し続けるのは大変だぞ。」
芳賀高定はなんか嫌な予感がしていた。
一行はさらに北上し、木曽福島城攻略へ。
見た目こそこぢんまりしているが、防御設計は意外とガチ寄り。
難しい戦いになるだろうが木曽路を押さえる交通の要、江戸から信濃・美濃・飛騨へ抜ける喉元‥。ここを押さえる‥つまり木曽谷全制圧となる。
戦略的価値は高いのでなんとしても勝たねばならない。
「兵数500でも2000の敵を止め得る構造だな。城そのものより地形が強すぎるわな」
「木曽福島城を落とすには、包囲と兵糧断ちが現実的な手段となるでしょうな」
御子神たちは木曽福島城を囲むことにした。この城を守る水野勝成も当然城に籠る。
というか籠らないわけない‥。




