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魔法学園入学式当日になった。
クラスはA~Dクラスまであって私はBクラスになった。
護衛対象とは離れてしまった。ついでに第二王子はAクラスだ。
「今日から担任になる、アズリーだ。よろしく頼むよ。」
印象に残りにくいが優しい印象の先生だ。
その後自己紹介があった。
「ロザリー・レディアナです。
仲良くしてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。」
任務とは別に学校生活は前世含め初めてなので女友達が欲しい…
そしてクラスがどよめいたのは4人いた。
最初は若草色をした髪の毛のかわいい系の美少年双子だ。
「「双子のユミンとユミルです!よろしく~!」」
次は長い髪の毛で銀髪の色をしたクールな美少女
「イーズ・フィニーアですわ。よろしくお願いいたします。」
次にショートカットで桃色の髪の毛をした元気な美少女
「リザリーです!今日からよろしくお願いします!」
そして最後に私
なんか悪目立ちしたっけ……
昼休み
「おーい。ロザリー!また会えたな!」
見知った美少年がかけあしで来た。
「リーズ!」
そういった後クラスの女子から暗い視線を受け取っていることに気が付いたが、
同僚なので関係は悪くさせたくないし、気がつかなかったことにしよう。
「リーズは何クラスになった?」
「Aクラス。」
「リーズはAクラスになったんだね!良かったー!」
「俺はロザリーと一緒がよかったな。」
「なんか言った?」
「ううん。何でもない。」
安堵のあまり聞き逃してしまった。
これ以上追及しても答えてはくれなさそうなのでやめておこう。
そしてリーズは小声になって話し始めた。
「それよりも護衛対象は俺のクラスにいるから
ロザリーは休み時間、俺の友達としてこっちのクラス来なよ。」
女友達を作るという夢は砕け散ったかもしれない…
けど任務が最優先だからね!
「わかった。ありがとう、そうさせてもらう!」
「そっちのほうが俺にとっても都合がいいしな。」
ぼそりと彼がつぶやいたがまた聞き取れなかった。