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魔術師団長の転生  作者: 葉桜
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魔術師団入団試験当日

「気をつけていってくるんだよ!」

「ええ!絶対受かってくるわ!」

やる気に溢れていた私は全く兄のいうことを聞いていなかった。



あの後考えたがわたしが前世魔術師団長とばれるのはやめといた方が良いという結論に至ってローズは使わないようにした。


魔術師団試験場


「第一次試験は魔力測定だ!この水晶に手をかざして魔力を込めてください。そしたら数値が出ます。」

魔力測定か久々だ!

前、はかったときは割れちゃったけど、まあ数年若返っているから、割れはしないでしょ…多分……。不安になってきたから多少魔力を込める弱めよ。


「次、ロザリー・レディアナ」

「はい!」

ここに手をかざして魔力を込める……


パリン

嫌な音がした…


「入団試験で水晶が割れただと⁉前代未聞だ!ローズ団長だって入団後に割ったというのに!」

「水晶って割れるのか!」

「前代未聞だってよ!」


とても恐れられた。悲しいほどに私の周りに人がいなくなったよ…





「第二次試験を始める!これで最後だ!模擬戦で相手を降参させたら勝ちとする!」

今度こそ恐れられないようにでも受かるようにしよう!


と思っていたが私と対戦した全員が対戦する前に降参した。


「最終戦!ロザリー・レディアナとリーズ・ロバルト」

ロバルトさんは同い年くらいの黒髪の美少年だった。


「「よろしくお願いします」」


この世界には火・水・土・闇魔法があって聖女だけは光魔法が使える。

そしてその5つのうちのどれかを1つ使えることが多い

私みたいに自分だけの魔法が使えるのは特例中の特例だけ。


どうやらロバルトさんも特例みたいで水魔法と土魔法が2属性が得意らしい。


そして魔法には相性がある。

火は水に弱く、水は土に弱く、土は火に弱く、闇は光に弱い。


私はローズのほかには火魔法が使えるがロバルトさんとはちょっぴり相性が悪い。

そして繊細な魔術操作がまた厄介だ。



私が火魔法が得意だとわかるとすぐに攻撃を土魔法から水魔法に切り替えてきた。

「ウォーター・スプレッド、ソイル・ウォール」

土魔法で壁を作り私の攻撃をよけつつ

水を細い糸にして私の体に絡めつけて身動きをとれないようにしようとしてきた。


まあ、魔力で補おう!

「ファイヤー・アーム」

大きな腕が出てきてロバルトさんのすべて魔法を握りつぶした。


結果私は勝った。


「「ありがとうございました」」


「おい!あの化け物に挑むなんてすごいな!」

「お前は絶対受かるよ!」



私の周りには前よりももっと大きな溝があった。



エルテ団長は別名ローズ団長と呼ばれていました。

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