表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1. 春の夢

ー俺たち、ずっと一緒だよな!ー


また、同じ夢を見た。

幼児同士の他愛もない約束。ぼんやりとした背景。相手の顔は、霧がかかったように何も分からない。

別に気にするようなことではない。よく見る夢だ。


「和哉、起きてんのー?」

「起きてるから。勝手に部屋に入ってこないで」


自室のドアを躊躇なく開けてくる母親に、思春期独特の不快感を覚える。

スマホを見ると、4月9日 水曜日 午前7時13分。


これ、遅刻ギリギリだな……


高校2年生、初日の朝。

遅刻はするまいと、ベッドから飛び起きて5分でなんとか身支度を終え、急いで家を出た。


僕が通っている春聖高校までは、片道約1時間。

自宅の最寄りの雪見橋駅まで自転車で5分、それから電車を一回乗り換えて、学校の最寄りである春聖駅からは歩いて10分。

寝坊した日は、如何にして自転車と徒歩の時間を削るかに懸かっている。


今日がその日な訳で、全速力で自転車を漕ぐ。

途中、すれ違う派手髪の男子高校生たちは皆楽しそうに騒いでいて、よくもまあ朝からそんな元気があるものだ、と少々感心した。


電車の乗り換えも無事に成功した僕を讃えるかのように、陽の光は車窓から優しく降り注ぐ。

夢見心地になった僕は睡魔に襲われる直前に駅に到着し、幸福を纏いながら改札を抜けた。

こんにちは!輝夜(かぐや)です。

まだまだ未熟者ではありますが、よろしくお願いいたします。

良かったら、ブックマークと評価をしていただけると嬉しいです!


誤字・脱字等ありましたら、ご指摘いただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ