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ある日、世界に出現したダンジョンは、開門前にバカスカ敵を倒した僕のせいで難易度が激高したらしい。  作者: シュガースプーン。
2章

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第60話 三重の門

「東京はもう慣れたけど、他の門を見るとやっぱり違和感を感じるわね」


「特にこっちの方が自然豊かだから違和感は強いよねぇ」


 未来達は名古屋から特急で移動した後、急行に乗り換えて目的地の志摩の方へ向かっている。


 その道中で、電車の中から伊勢に現れたダンジョンの門を見る事ができる。


 東京よりも田舎で、森の中に突然生えたように見える門は、電車の中からというそこそこ遠くから見ても違和感のあるものであった。


「あそこも封鎖してるから伊勢神宮に行く時は周り道しないといけないんだって」


「じゃあ行く時は気をつけないとね」


 近鉄電車は急行でもボックス席にできる車両がある為、4人はこうして話しながら移動していた。


 まずは別荘のある志摩に向かっているが、旅行の期間を長くとっている為、別荘近くの海だけでなく、伊勢や鳥羽、それ以外にも色々と観光をしようという計画を立てている。


 その後もしばらくは電車に揺られて別荘近くの駅まで行き、電車を降りてから別荘までは車での移動である。


 迎えの車は、別荘の管理人が迎えに来てくれていた。


「うわぁ! 綺麗な海!」


 海岸沿いの道に車が出て、海を見た虹花が声を上げた。その隣で「本当だね」と悠里は小さな声を漏らした。


 意外と知られていないが、志摩の海は凄く綺麗で、見る角度によっては沖縄の海のように青く輝いて見える。


 みんなが海に集中する中で、未来は海ではなく、遠くの砂浜を見てギョッとした。


 浜の端の方に、未来のよく知る物が《《表示》》されていたのである。


 車はどんどんその表示の方へ近づいていき、砂浜の近くの駐車場に車が停車した。


 ここからは別荘まで歩きで移動になるようである。

 管理人が車から荷物を降ろしてくれる間、未来は駐車場の端から砂浜を覗き込んだ。


「やっぱり」


 先程は遠かったので《《カーソル》》が見えただけであったが、ここまで近寄ってくればカーソルに表示されている文字まで見ることができた。


《ゲート》


 砂浜の端の方でそう表示されている場所があった。


「凄く綺麗な海だよね」


「え、う、うん。そうだね」


 悠里が砂浜を見る未来に話しかけてくれたが、未来はゲートを見ていたので動揺して少しそっけなくなってしまった。


「2人ともー! 早く行くわよー!」


 車から荷物が降りたようで、妃子が未来と悠里を大きな声で呼んでくれた。


「はい!今行きます。 悠里さん、行こうか」


「うん。これから色々楽しみだね!」


 未来に笑顔で話して先に走っていく悠里や、車の方で手を振る妃子を見て、旅行中は気にする必要はないと思いながらも、砂浜のゲートの方をもう一度振り向いて確認した後、未来も車の方へ向かうのであった。


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