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【プロットタイプ・執筆】誰よりも

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

何者にもなれないなら、賢くなりたい。

でも基準ってなんなんだろう。

Q 作家になるにはどうすれば良いですか?

A 書き続けるしかない。

だからずっと暇さえあれば書き続けた。書き続けて、書き続けて、書き続けた結果、残った物は虚無だった。反響はなく、閲覧数は減り、自分の能力の低下をありありと見せ付けられる。

だからもう諦めた。そんな大層な夢を見ること自体、烏滸がましい。所詮、これは夢ではなく、憧れなのだと思い知った。


狂い咲きの花の元で生まれた女は、今日も花弁を飛ばしながら、ただぼんやりとそう言った。

「頭が良い人が好きなんだ」

頭が良い。切れる。その解釈は様々であるが、非常に大局的な視点でみれば、あらゆる状況下に瞬時に対応出来るという意味だろう。

人間誰しもより優れた物を選ぶ。劣った物は選ばない。それはさも当然の摂理であろう。

「……最初は作家になる為に書き続けた。けれどもまぁ、現実とは非常なものさ。夢見ることさえ烏滸がましくなった。だからもう、夢を見るのは辞めた。別の事を目的とした」

歌う様に狂い咲きの女はそう言う。一分一秒事に、言っているニュアンスが微妙に異なる。それは嘘や間違いの部類へと転換してしまう程。けれども其れが鏡花という女の特性であった。

俺は文字書きの邪魔をする同居人の顔を見る。彼女はただ悲壮感に満ちた表情で、ただ此方を見詰め返していた。

「聡明な人が好きなんだ。ただ本能的欲求、自己欲求を満たす為にそう言ってる訳でもなくじゃない。そんな奴らと同列に並ぶ事自体、私にとっては屈辱的だ。

聡明になりたい……誰よりも。何よりも。ただ賢くありたい」

其れは女が吐き出した一つの欲望であった。渇望と言っても良いかも知れない。

目が、乾いている。求めている。知識という泉を。



「瑠衣たんから見て、私はそう見えているの?」

瑠衣の小説を垣間見ると、独特で詩的な言い回しが目立つ。故に解読する時に時間を有する事が多い。

今日もそんな小説だった。独特な生々しい話を、詩的な言い回しで包み、あらゆるもの隠してしまう。

「前に閲覧数がどうのだの、頭の良い奴がどうのだと言っただろう」

「まぁ言ったけどね。何が正解か分からないと、それならいっそ『頭が良くなる為に書くのも良いかな』って」

本日、八時から夜の部を開始。

九時までネタ集め。時間制限を感じる。

『やべー……九時じゃん。そろそろ書かないとタイムアウトじゃーん……。なんか……なんでも良いから書こう……』

で、今に至ります。


以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


まぁ、そんなボヤキは置いといてっと。

何時もの様に解説行きます。


結構前の話なんですけど、SNSのコメント。

『頭の良い人と付き合いたい!! マジ生々しいことしたい!!』※言葉を選んでます。

って見たんですよ。


それを見た時に、

『頭の良い人が、そんな下品な事を言う人に、興味持つと思う?』

だったんです。


頭の良い人ってね、頭の良い人を好きになるんですよ。

そして判断が的確だから、まず『この人、受け入れ難いな』と思った時点で、上手くあしらいます。

傍に置くマネは恐らくしないでしょう。


だからその人と釣り合う様に、自分の行いを振り返って、自分が聡明になれば良いって判断。


どれだけ書いても、意味なんか無かった。

反響は下がるばかり、自分の技能は下がるばかり。

だったらもう、『自分がなりたい、憧れた頭の良い人』になる為に書くしかない。

という瑠衣の小説。


鏡花の“だるんだるん”なボヤキを、瑠衣になりに詩的に再構成した話。

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