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ここまで開いてくれてありがとうございます!少しでも面白いと思ってくれれば嬉しいです。

※誤字チェックはしていますが、それでも誤字があった場合は誤字報告をして頂けるととても助かります。

ちなみに《ライサム》という名前は実に単純なネーミングで、俺の名前は月上武神、武神、つまり武士は侍とも言える、サムライを並び替えて、ライサム、な、これでカッコイイ名前の完成だ。


ライサムとあの女性に名乗った以上、俺はライサムとして生きるべきだろう。


さよなら月上武神、初めましてライサム。



さて、人助けもしてしまった俺だが、今後の人生お先真っ暗なのは変わらない。


ひとまず、この王都から離れようと俺は思う。


理由はいくつかある。まず王都は人が多い、さっき道に出て分かったが、俺はあの中だと浮いている存在らしい。となると面倒事に巻き込まれる可能性が出てくる。


次に、もし何とか頑張って働こうと考えた時、王都では絶対に無理だということだ。


王都、つまり住む人は金持ちや高い身分の人が多いだろう、そんな街でこの世界のことを何も知らない人間が働くことなど出来ないだろう。


最後に、俺のモットーは『平穏に生きる』だ。どうせ生きるならもっと静かでのんびり生きれる土地がいい、こんな人が多いところは俺に合わない。


以上の理由から俺は王都からの脱出を目指すことにする。


脱出するならまずこの街の構造が知りたい。元の世界でさえ街中に地図が貼られていた事なんて無かったのだ、異世界にもあるとは思えない……


いや待てよ、そもそも元の世界に地図が無かったのは置く必要が無いから無かったのだ。そう、元の世界にはスマホという全知全能の機械があったからな。


だが異世界はどうだろうか?スマホなんてある訳ない、つまり、街に地図がなければ誰も王都の構造を知ることが出来ない!


ある!絶対に地図はあるはずだ!



結果、俺の予想は正しかった。再度、今度はさっきより人の少ない道を歩いて地図が無いか探したが、すぐに見つけることができた。


ふむ、どうやら王都は円形で、東西南北に四つの出入口がある。今俺は王都の東側にいるらしく、王都から出るなら東門から出るのが良さそうだ。


ならば目指すのは東門、俺は早速東門へと向かって歩き始めた。





できるだけ人の少ない裏路地を選びながら俺は東門が見えるところまで来た。


途中、何人か元の世界だとホームレスに属する人達と会ったが、相変わらず変な目で見られた。分かんねぇ、どうしてそんなに俺の事をジロジロ見るんだ。


……そういえばあの倒れていた女性は、俺の事を変な目で見ていなかったな。


さて、ここまで超順調に来れたが、異世界に来て最大のピンチだ。


東門には多くの人が行き交い、パッと見二人の兵士が見張りとして立っている。


そう、兵士が二人……これどうやって切り抜けるんだ。

ここまで読んでいただきありがとうございました!評価やブックマークは小説を書く大きなモチベーションになります!可能な方はぜひよろしくお願いします!

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