(4)
ここまで開いてくれてありがとうございます!少しでも面白いと思ってくれれば嬉しいです。
※誤字チェックはしていますが、それでも誤字があった場合は誤字報告をして頂けるととても助かります。
「マナ村長、今お時間ありますか?」
ラヴィーナがマナ村長と言った方には、50代くらいだろうか、1人の老人がいた。
この人が村長さんか、確かに怖そうでは無いな、むしろ優しそうだ。
「おぉラヴィーナ、時間ならあるぞ────────」
……あれ?村長さん俺の方を見てフリーズした。
挨拶でもした方がいいのだろうか……しておくか。
「え、えーっと────」
「ライサム!?急に帰ってきたらびっくりするだろ!」
この村の人達はみんな同じような反応をするな。まぁそりァ1年半ぶりに行方不明になっていた人間がいきなり帰ってきたら驚くか。
んじゃラヴィーナさん、また事情説明をお願いします。
■
「なるほど、記憶が無いと、そいつは少し困ったな……」
「困ったって?何かあるんですか?」
「ん?あぁ実は帰ってきてくれたのなら一つ相談したいことがあったのだよ」
相談したいこと、あぁ絶対めんどくさい奴だ。
てか1年半ぶりに帰ってきた人にいきなり相談することってどんだけ急用なことなんだ。
「相談したいこととは、なんですか?」
おいラヴィーナ、余計な事してくれたな。これ絶対面倒事に巻き込まれる奴だぞ。
「あぁ、ラヴィーナなら知っているだろう?“例の件“だよ」
マナ村長とやらは真面目な表情をしながらラヴィーナの顔を見る。するとラヴィーナは何かを察したように不穏な顔をする。
平和な悩みでは無さそうだ。
「では、私から説明致しますね」
ラヴィーナは“例の件“についての俺に説明してくれた。
完結言うと、1ヶ月程前からいわゆる山賊という奴らがこの村に来ているらしく、そいつらは村人達に多額のシルバを要求してくるらしい。
それは村からすればいい迷惑で、だからそいつらを退治してくれと言う。
笑うしかないです、いや笑えないか。
まず俺は元高校生で、さらに不登校でろくに運動もしていなくてもちろん戦うなんてことはゲームでしかしてなくて実際のとこ戦うことなんて出来るわけない。
そんな俺に山賊を退治せいと?元の俺はどんだけ頼りになる奴だったんだよ。
「ライサム、この頼み受けてくれるか?」
「拒否します」
「えぇぇぇ!?そこ拒否するところじゃないぞ!?しかも即答!?」
「お兄様……見損ないましたよ……いえ、これも記憶喪失が影響しているのですね」
その通りです、いや正確には違うんだか。コイツらからすれば俺は“昔のライサム“と同じ認識で話しているのだろうが、残念ながら俺には“その昔のライサム“の記憶は無いのでラヴィーナの予想はあっている。
「あぁなるほど、記憶喪失か、そんなに重症なのものなのか?」
「重症……まぁ、そうですね」
「ほう、ならば、スコットのことも覚えていないか?」
スコット、あぁ全く知らないな、てかなんだそれは、酒の名前っぽいが、人の名前なのか?
俺の反応で察したのか、マナ村長は少し残念そうな表情をした。
「そうか、ライサムとスコットとは因縁のライバルのような関係だったのだがな」
俺にそんな存在な人がいたとは、少し驚きだ。どんな奴なのか気になるが、まぁこの村にいるならすぐに会えるだろう、──と俺が思った時、村長の家の扉ご勢いよく開いた。
「ライサム!ライサムはいるか!?」
一瞬賊でも来たのかと思ったが、理解した。あぁこいつか、スコットという俺のライバルは。
ここまで読んでいただきありがとうございました!評価やブックマークは小説を書く大きなモチベーションになります!可能な方はぜひよろしくお願いします!
次話もぜひぜひよろしくお願いします!




