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転生師弟の復讐  作者: 桜紅葉
第一章「転生」
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チャプター24「宴」

学園に行った数日後、シュウたちはいつも通り過ごしているとある一通の手紙がやってきたようで?

「お兄ちゃんお兄ちゃん!!」

「むぐ…どうしたんだスー?というかお母さんは?」

1人で昼ご飯を食べているとカメリア出かけていた筈のスーが俺のことを呼びながらリビングに入って来る。

「お母さんはもう少ししたら帰ってくるよ。私だけ先に帰ってきたんだ…ってそれよりもこれ見て!」

そうして、興奮気味なスーは一通の手紙を俺に差し出してくる。

「手紙?」

「うん、とにかく見て!」

手紙を受け取り文面を読むとそこには、リアルム村での一件について改めてのお礼と『村での用事が終わったから約束通りに3日後に村へと向かう』そして、文終にはノルディスさんの名前があった。

「スー…これって…」

「うん!3日後にルディさんたちが来るんだよ!」

「やっぱりそういうことだよな!やったぁ!」

とルディさんたちもうすぐ会えるということが分かり俺達は子どものように大はしゃぎで喜んでいた。

「スー、帰ってる?って、ふふ…2人共嬉しそうだね。」

そんな時、丁度カメリアさんが帰ってきてリビングに現れる。

「あ、お母さんお帰り!」

「見てみてルディさんたちが来るって!」

そう言って俺はカメリアさんに手紙を見せる。

「ルディさんたちって確かスー達を助けてくれたゴブリンさんだったよね?」

「うん!そうなの!」

「なら、とびっきりのおもてなしをしないといけないわね。」

「そうだね!」

「私もやる!」

「ふふ、それじゃあまずは何をやるか決めないと…」

とそこまで言ってカメリアは何かを見つけ言葉を止める。

「ってまずはご飯を食べないとねシュウ。」

「あっ、そうだった。」

そうして、俺は椅子に戻って昼食を再開する。

「はいはい!私あれやりたい!紙吹雪でお出迎え!」

そんな後ろでスーはカメリアさんとアイディア出しを始めていた。


こうしてルディさんとドルクを迎えるための準備が始まった。


3日後ーー

「スー頼む!」

「うん!行くよ!!そぉれ!!」

合図を聞いたスーは空へと複数の球体を飛ばす。

『エアーブラスト』

俺は何度も魔法を放ち、全ての球体は弾け飛ぶ。

おぉ、という歓声と共に球体から飛び出した紙吹雪が宙を舞い、降りてくる。

(スーの案は大成功だな。それじゃあ、次だ。)

成功を確認した後、俺は振り返りスーや村人共に前に座っている2人にこう伝える。

「ようこそ!サゴイ村へ!!ルディさん、ドルクさん今日は歓迎の宴を楽しんでいってね!それじゃあ乾杯!」

俺の言葉を合図に「乾杯!!」というみんな声が村中に響き渡り、宴が始まる。


「ん!これ美味しいな。」

「えへへ、そうでしょー。こっちも美味しいから食べてみて!」

「お、本当だ。こっちも美味しい。」

ドルクさんとスーが料理を堪能している横で俺はルディさんと話をしていた。

「さすがに手紙を送ってから3日でこんな盛大な出迎えを受けるとは思わなかったよ…。」

「あはは…考え始めた時はこんなに大規模になるとは思ってなかったんだけどね。」

「ほっほっほっ、カーマインから村の門番をしてくださるという話を聞いてましたからいつ来てもいいように準備させてもらっていたのですよ。」

「あっ、村長。」

そんな時、俺達の元に村長であるヒサルさんがやってくる。

「どうです?楽しまれておられますか?」

「えぇ、料理も美味しいですし見世物も凄く楽しんでいます。このような盛大な宴を模様していただき改めてありがとうございます。」

「いいんですよ。先ほども言いましたがルディさんたちはシュウたちを救ってくれた恩人ですからね。…と私がいると気兼ねなく楽しめないでしょうしそろそろ離れさせていただきますね。それでは引き続き楽しんでいってくださいね。」

そう言うと俺の方にチラッと笑顔を向けてからヒサルさんは下がっていく。

「あはは、気を使われたな。」

「うん、そうだね。」

そうしてお互いに顔を見合わせて苦笑する。

「ねぇねぇ、お兄ちゃん。」

「ん?なんだ…むぐ!?」

スーに呼ばれたので振り向くと突如口の中に肉が詰め込まれる。

「むぐむぐ…あっつ!?」

「あっ!?ごめん!そんな熱いと思ってなく…むぐっ!?」

「あはは、仕返しだよ。」

「むぐむぐ…むー…」

いたずらの仕返しを受け、スーは頬を膨らませて悔しがっていた。

「はは、仕返しされてるじゃないか。」

「たく…喉に詰めたら危ないから程々にしとけよ?」

「はーい。」

「次は仕返しをされずに成功させるぞぉ…」

(たく…聞こえてるぞスー。)

ぼそっと懲りずにいたずら考えるスーに苦笑を漏らしていると、

「あーいたいた。ほらアルカちゃんこっちにいたわよ。」

と遠くからカメリアさんの声が聞こえたのでその方向に視線を向けるとアルカさんと一緒にやって来ていた。

「あっ、お母さん!」

「ん?お母さん?」

スーがそう言ってカメリアさんの元へ行ったのを聞いていたルディさんはカメリアさんの方へと視線を向ける。

「うん、俺達のお母さんなんだ。」

「お母さん紹介するね。1ヶ月前私達を助けてくれたルディさんとドルクさん!」

「あっ、貴方がたがルディさんとドルクさんですか、お話は2人やマインから聞かせてもらっています。その節はありがとうございました。」

「あっ、いえいえ、こちらこそ村の危機を助けていただきましたし。」

「そうそう、あの時、俺達もシュウたちが来てくれてなかったらどうなっていたかわからないからお互い様ですよ。」

と大人たちは挨拶をした後そのまま話を始めていたので静かにしていたら、トントンと肩を叩かれ振り向く。

「ねぇ、シュウ。ルディさんたちと一緒にいたいのはわかるけど、私達の所にも来てよフーちゃんたちも待ってるんだからね?」

「あっ…そうだな。それじゃあお母さんたち話し込んでるし、そっちに行こうかスー。」

「うん、いいよ行こ!」

そうしてカメリアさんたちにフールたちの元に行ってくることを伝えてその場を離れる。

「あっ、スーちゃん!お兄さんも遅いよみんなで待ってたんだよ!」

「あはは、フーちゃんごめんね。」

「ごめんな、フール。」

「うーん…まぁ、アルカちゃんが呼びに行ってからすぐに来てくれたから許す!」

顔をしかめていたフールはそう言って、笑顔で許してくれる。

「ねぇねぇ、フーちゃんそろそろ行こうよ。」

「あっ、そうだね。全員揃ったし出発しよう。」

「ん?何の話だ?」

何もわからず俺は首を傾げながらスーと同い年の子に手を引っ張られているフールに聞く。

「あれ?アルカお姉ちゃん話してないの?」

「あっ、ごめん説明してなかった。今からみんなで秘密の場所に行くんだ。」

「秘密場所!?なにそれ行きたい!」

秘密の場所と聞いてスーは目を輝かせる。

「あはは、スーちゃんならそう言ってくれると思ったよ。さっきアルカお姉ちゃんやカリブと探検してたら見つけた凄く綺麗な場所をなんだ。どうかな行かない?」

そう言ってフールはヒアルムの森の方を指差す。

「おいおい…危ないから入らないように言われているだろ?」

「そんなのちょっとぐらいいいじゃん!行こうよ!」

「ちょっとぐらいってお前なぁ…」

「あーあー、今はお兄ちゃんの説教は聞きたくなーい。ほら行こう!」

俺の忠告を聞かずスーは耳を塞ぎながらフールとカリブを連れて一緒に森へと入っていく。

「たく…」

「あはは、まぁ心配しなくても大丈夫だよ。魔物もいなかったし、本当にすぐそこだから。流石にカリブを連れて森の奥には行けないしね。」

「まぁ…それならいいんだけどさ…」

そうして、後を追う形で俺とアルカさんもでヒアルムの森に入っていく。

アルカさんの言葉の通り、森に入って5分ほどで目的の場所に着いていた。

「うわぁ、綺麗!」

「これは凄いな…」

そこは小さな妖精が飛び交う、輝く池があった。

「えへへ、驚いたでしょ?」

「うん…近くにこんな綺麗な場所があっただなんて驚いた…」

池の方に走っていったスー達の賑やかな声が聞こえる中、俺はアルカさんと風景を見て楽しんでいた。

「あはは、満足してもらえてよかったよ。それじゃあ私もみんなのところに行こうかな。シュウはどうする?」

「俺はもう少し眺めてようかな。」

「そっか、わかったよ。それじゃあ先に行くね。」

そう言ってスー達の元にアルカさんも走っていく。

「なんか、あの頃を思い出すなぁ…」

それは15年以上前、シュメール・スメルとして生きていた頃…勇者カーマインが村にやってきた数日後の出来事だった。

スー達が楽しく遊んでいる中、シュウは一人懐かしい気持ちに包まれていた。シュウが思い出す過去とは一体...

ここまで見ていただきありがとうございます!

また良ければ見てください!

そして、昨日を持ちまして師弟の復讐が始まってから1年の月日が経ちました!なんというかあっという間の1年だったなぁと感じています。本当は当日に投稿したかったのですが色々あって1日遅れに...本当に申し訳なく思っています。

一章も終わりが近づいています。この先どうなるのか是非楽しみしてください!

ちなみに1周年記念といたしまして、師弟の復讐の1章が終わるまで毎週投稿を開始したいと思います!毎週水曜日辺りに投稿するので良ければ見てください!(リセットワールドの方はもうすぐ再開いたしますのでもう少しお待ち下さい...)それではこれからも師弟の復讐をよろしくお願いいたします!

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