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転生師弟の復讐  作者: 桜紅葉
第一章「転生」
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チャプター21「相対す少年少女」

2週間後、シュウ達は見学のため魔法学園へとやってきて、授業を満喫していた。

そんな満喫していたシュウの元に生意気な少女が現れる。そうして彼女はマリー・グラジスと名前と『最小の魔才』であることを高らかに名乗る。

「おっ…お前が『最小の魔才』!?」

「ふん、お前って失礼ね確かに私はこの学園では1番年小だけど、魔法の腕は1番なのよ?」

(うっ、嘘だろ…早期に覚醒させたと言っても子供だから、慢心してるかもと考えて期待しすぎないようにしてたのに、まさかこんな感じだとはな…)

と視線の先にいる親の権力で威張る『最小の魔才』への興味が薄れていく。

「いやー、でもよかったねお兄ちゃん。こんな早く会えて。」

(おい、こんな時になんてことを言うんだこの妹は…)

そんな時に、スーは言ってほしくなかった言葉を発してしまう。

「あれ?もしかしてあんたも私のファンだったりするの?良いわよ?握手でもする?」

それを聞いたマリーはつけあがりニヤニヤしながらそんなことを話し始める。

「いや、結構です。会うまでは話してみたいと思っていたけれど、そんな気分じゃなくなったので。ほら、スー行くぞ。」

「うっ、うん。」

そう言って俺はスーの腕を掴み、マリーたちを無視して食堂に向かい歩き始めたが、彼女のために一言だけ伝えようと立ち止まり振り返る。

「あっ…1つだけ、今はいいですけど慢心していたらその内みんなに追い抜かれますよ。」

「はぁ!?ちょっと何よそれ!」

とキレ気味に反応したマリーから視線を外してそのままその場を立ち去った。


そうして、俺達は食堂でアステナさんと合流し食事を済ませた。その後、次の授業がある教室へと向かっている最中、廊下を歩いていると…

「ちょっとやめろよ!」

「あはは、ここからだよ!」

「2人とも気をつけてよね。怪我しても知らないわよ!!」

という、ワイワイと賑やかな声が中庭から聞こえてきて、視線を向けると3人の生徒が

楽しそうに遊んでいた。

そんな3人の姿が前世の記憶と重なり立ち止まる。

「ん?お兄ちゃんどうかした?」

「あぁ、ごめん。少し考えていたいから先に行ってくれるか?」

懐かしい記憶に浸りたくなった俺はスーにお願いをする。

「ん?わかった。行こうアステナさん。」

「えぇ、それじゃあ先に行くわね。」

察してくれたのかスーはアステナさんと先に進む。

「ありがとうな…」

スーに聞こえないようにお礼を言った後、俺は窓に手を置き再び遊んでいる3人組を眺めながら、ライトやセリアと馬鹿やっていた頃を思い出す。

(懐かしいなぁ…今の2人は28歳か…大人になって子供もいるかもしれないな…)

「いつか会いに行きたいなぁ…」

(まぁ…この姿じゃあの頃みたいに馬鹿騒ぎはできないけどな…)

と少し寂しげに3人の生徒が校舎へと戻っていく所を眺めていた。

「ようやく見つけたわよ。」

「げっ…」

そんな時、先ほど聞いたばかりの声が後ろから聞こえ、そう言葉を漏らしてしまう。

チャイムが鳴り響く学校の廊下で何故か俺はマリーと早々に再会していた。

「げって、何よわざわざ会いに来てあげたのに。」

「いや、そりゃあんな別れ方した奴と早々に再会したらこんな反応にもなるだろ。」

(それも、何だそのニヤニヤした嫌味ったらしい顔は。)

何かを企んでいるであろうマリーと二人っきりになってしまい、俺は立ち去りたい気分だった。

「というか授業はどうしたんだ?」

「授業?いいのよ私は。魔法が使えるんだから。」

「はぁ…そうですか。」

そうして、俺の彼女に対する興味が完全になくなる。

「それで?何の用?」

「えぇ、あなたに決闘を申し込むわ。」

そう言って、マリーは手袋を外して見せる。

「は?決闘?」

「えぇ、さっき私喧嘩を売られたもの。私がその内みんなに追い抜かれるだっけ?本当にそうかその体に刻んであげるわ。」

「断る。」

(ここで揉め事を起こしたらカメリアさんに迷惑がかかる。それに、面倒事になる危険性があるから魔法は隠しておきたい。)

そうして立ち上がった俺はその場を離れ始める。

「逃げるんだ?」

「あぁ、好きにとってくれて構わないよ。じゃあな。」

(確か…スーが受けたい授業をやっているのは3階だったよな…)

「やっぱり親が親なら子も子。家族揃って腰抜けなんだね。」

「は?」

少女を無視して授業に向かおうとした時、発せられた言葉に俺は怒りを剥き出しにしてしまう。

(こいつ、今なんて言いやがった?カメリアさんが腰抜けだと?)

「えぇ、そうじゃない。賢者なんてろくに戦えないお荷物。どうせ後ろで縮こまってたんでしょ?」

(どれだけカメリアさんを侮辱すれば気が済むんだコイツは…)

そうして、俺の頭の中で何かが切れる。

「決闘だ…やってやるよ決闘を!」

「ふふ、そうでなくちゃね。」

そうして、怒りのまま何も考えず手袋を掴み取り決闘の申し出を受けてしまう。

「それじゃあ、放課後中庭で決闘するわ。逃げるんじゃないわよ。」

「あぁ、二言はねぇよ。」

それを聞いたマリーは嫌味な笑みを浮かべ、その場を離れていく。

カメリアさんのことを侮辱され、怒りに任せマリーからの決闘の申し出を受けてしまうシュウ。果たして2人の決闘の行く末は…

ここまでみていただきありがとうございました!

良ければ次回もみていってください!

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