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予祝

作者: 尚文産商堂

砂賀家では、戦国時代から続くある伝統がある。

「では、乾杯としましょう」

薄暗い部屋の中で、左右に4人ずつ、中央に当主の合わせて9人がコの字型に座っている。

砂賀家当主が、部屋に居並ぶ重鎮らを前にして、ワイングラスを手に取る。

重鎮らも、それぞれの前にあるカップや湯飲み、グラス、そのほかいろんな入れ物を手に取った。

「乾杯」

当主がワイングラスを高々と掲げると同時に、全員が一斉に乾杯と声を上げる。

居並ぶは全員がスーツか5つ紋の黒色の和服を着ている。

当主は和服側だったが、それ以外に特に服飾に興味はないような服装に見えた。

予め祝うと書いて、「よしゅく」とここでは読んでいる。

特別な儀式で、例えば江戸時代ならば藩を挙げての戦争や、近代では春雷会の会員の元帥就任やあらたな企業の発足などに際して行われている儀式だ。

昔からの儀式として行われているが、祝い事の前祝として行うということになっている。

そのため、結果が成就した際には、大々的に行うこととして、今は小規模にしているということらしい。

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