プロローグ
異世界物を突発的に書きたくなった。
後悔はしていない。
それと最初は文字数少ないけど許してクレメンス
あぁ……これは流石に死ぬかな…
胸から血が大量に流れ出ている。周りの音がやけに静かに感じる。視界が霞んでいく、テレビの砂嵐ような音が耳から離れない。
まぁ…仕方ないか……
ただ今の状況に満足している自分がいる。
こんな俺でも…初めて出来た友達ぐらいは守れたからな…
上出来だろ…
助けられた男は必死に名前を呼び涙を流して不器用に止血しながら何かを叫んでいるがもう何を喋っているのかが解らない。
意識が朦朧とするなかでぼんやりと考えていた。
もういいよ、お前の気持ちは充分伝わったよ。こんな人殺しの為に泣いてくれてありがたいな。俺にはもったいない位の奴だよ本当…せめて最後に…お礼くらいは…言わなきゃな
そう思い最後の言葉を伝える為、男は手を伸ばしグッドサインを作りながら笑顔を向ける。胸から血を流している男は掠れた声で、最後に絞り出すように言った。
「ぁ、ありが…と…な……」
その言葉を皮切りに男の手は落ちた。そうして次第に瞼も閉じていく。
良かった、何とか言えたよな多分…かなり聞きづらかったと思うけど…まぁこれで満足したな。
そうして俺は息を引き取った 異端児達が集まる塀の中で
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外がなんか凄い眩しいな、なんか凄い長い間眠ってた気がするけどぶっちゃけもう少し寝てたいんだよなぁ~それに人に起こされるの嫌いなんだよね、せっかく気持ちよく寝てんのによぉ~それなのに急に眩しくしやがって…まったく……ん?
え?……まさか俺……生きて…る?
えぇ~!マジかよ~!俺あんなにカッコつけて、もう死にますみたいな雰囲気出したのに? グッドサインまで作って笑顔でお礼言ってたのに!?
めっちゃ恥ずかしいやぁん勘弁してよー…なに、これで あれか?房に戻って「あはは!生きてたは!またよろしくぅ!」って戻るの?……マジで鬱だわ~…
こんなんただ黒歴史を新しく作っただけじゃんかよぉ……
もう生きるの疲れたから終わりで良かったのに…いや…え~…
恥ずかしすぎるぞこれはウゴゴゴ…
目…開けたくねぇなぁ…目開けたら天国とかがいいなぁ…いや
天国じゃなくて地獄の間違いだったな。まぁ俺が天国に行ける訳ないし、現実も地獄もたいして変わらないしな…いやまだ友達がいるぶん現世のほうがいいか?……
いやそれでも大分恥ずかしぞ…地獄の責め苦のように…はぁ…
まぁ…悩んでも仕方ないし起きますかね、よし!どうにでもなれぇ~wwwアムロ!行きまーす!www
と思いつつ瞼を少しずつ開けていくと目の前の机を掃除している人がいる事に初めて気付く。
ん?何これ?何故にメイド服?ていうかどうゆう状況これ?意味わからん、普通ナース服じゃないの? 待て一旦落ち着こう。落ち着いてあのメイド服を観察しよう…あれはエドワーディアンか!くぅ~w!いいセンスだ!…と思ったが所々違うなそれに何て言うかこう…着なれてる感があるな。まるで毎日着ていますと言わんばかりの…と そんな事を言っている場合じゃないな。とりあえず状況が解らないからとりあえず声掛けてみるか…よし!
その時メイド姿の女が振り返りこちらに向いた。そして男の顔を見て固まった。
目と目が逢う~瞬間好きだと気付いた~♪
て!ネタに走ってる場合じゃねぇ!とりあえず声を掛ける…?
何その顔、何でそんな「まさか…起きたの?…」みたいな表情して、え?これまさか植物人間になってたパターン?マジ?そういう感じ?もしかしてかなり年月経っちゃってるやつ?
中身は17才!体は80才!その名も!足腰もうたたん!てな感じなるの? え~…それは流石に嫌だな~それなら死ぬまで覚めたくなかったよマジで。
ていうか違和感凄いな… さっきからずっと…ん?あれ?
何かベッド小さくない???
そう思った次の瞬間目の前にいたメイドは声を張り上げた。
「! 奥様!アラン坊っちゃんが目を覚ましました!」
ぱーどぅん?
アラン坊っちゃん?
誰が?俺が?
意味わからんつまりどうゆうことだってばよ!
ヤバい混乱してる、とりあえず話しをって…
あれ?メイドさん何処に行って…
あ、待ってちょっと!話し…を…?
何この手?
誰の手?俺の手?
マジで意味わかんねぇ…
こっからどうやって異世界なりの鬱展開にもっていくか迷う