こんにちは、危険人物です。
本編は無いけれど、本編風に。
伏線回収っぽいけれど、張った記憶はな~…い……?
多分ないと思います。
日本特殊異能力部異能課、異能力軍、現在幹部会議中。
本部党の第一会議室にて、全部隊の隊長と一部隊員が集まっている。
会議と言っても、異能力軍の会議は結構緩い。何せ仕切っている人間が緩いのだから、致し方無い。
本日の会議も、みんなであーでもないこーでもないとグダグダと駄弁って、適当に決めて連絡して終わるのだろうと誰もが思っていた。
「おーっす。全部隊揃ったよな? 始めるぞー」
いつも通り面倒臭そうに開始を告げるのは、1番隊隊長の宮村 大和。【気だるげと災厄】の片割れとして全世界にその名を轟かせた、日本が誇る異能力保持者だ。悪魔や英雄、殺戮者と呼んでも通じる凄い人である。
それに対して答えるのは、異能力軍及び社会不適合者予備軍の隊長達だ。彼ら、隊長なだけあって能力は高いし頭も良い。表向きの顔であれば問題ない人物ばかりなのだが、ここは身内しか居ない。
「駄目でーす居ませーん。俺の気持ちがこの会議に追い付いてませーん」
「園田さん園田さん。携帯電話を分かりやすく作り直せないかな?」
「それはもう十分簡単に出来ているよ。説明書を読んで覚えるのが1番だと思うな」
「ヘイヘイヘーイ! お前ら誰か突っ込んでくれよ~、俺キグルミ着てるんだぞ~」
「……フッ…我は影に生きる者、悪戯にこkっちょヘブンッ!」
「怪人根暗サングラス! 熊っぽいキグルミパンチの味はどうだい!」
「なあ大和、息子が彼女連れてきたんだけどさ。どうしたら良いと思う? あのポニテの娘なんだけど、俺的には持ったいなさすぎて彼方の親御さんに申し訳なさ過ぎて泣きそう」
「うーんカオス! これなら帰ってもバレないのでは?」
「殺すぞ不良医師モドキが、黙って座ってろ 」
「座ってるだけで良いのなら、まかせろ! 生意気なクソガキめ」
「減らず口を叩くな、働け」
協調性皆無!
これがリラックスしている異能力軍幹部達の姿である。非常に残念だ。
でも大丈夫。隊長はアレでも、一緒に来ている補佐役の隊員が聞いている。
一通りの報告や連絡を済ますと、大和も彼方側へ混ざって行った。
そしてここからが長い。何処からともなくお茶やお菓子が出てくると、それを摘まんで飲んでダラダラするのだ。まあサボっても、サボった分をカバーして、部下の遅れをフォローして、ついでに翌日分もある程度終わらせて、それでいてきっちり定時で帰るだけのパフォーマンスをするのだ。多少は多目に見てやらなくもない、多少は。
そんな隊長達の醜態を横目に見ながら、補佐役の隊員達は静かに情報交換や自分の仕事を行っていた。
「なあ大和、そう言えば。≪シュガーズ≫って居んじゃん。中立っぽいガキのグループ」
「ああ、≪パーカー≫潰そうとしてる奴らだよな」
「そうそう、彼奴ら。素顔と本名と能力を晒して、異能力軍に強力するって言ってきたぞ」
「ん? 詳しく。お前ら、ちょっと黙ってろ」
4番隊隊長がふと思い出した様に話始めた内容に、一同は耳を澄ませる。
何せ内容が内容だ、≪シュガーズ≫とは10代から20代前半の男女で構成されている異能力保持者のグループで、理由は分からないが≪パーカー≫と言う組織を追って行動している。
≪パーカー≫は海外でも厄介になっている組織で、街1つを潰した事もある手配組織だ。異能力を研究しているらしいのだが、クローン人間を作って自爆させたり街に爆弾を落としたりと、内容がマッド極まりない。そんな組織が、日本にも根を張ってしまっている。
で、その≪シュガーズ≫は基本的に放置されている。
中立と言われただけあって、異能力軍にも犯罪者達にも、属していない。いや、大きく見れば犯罪者に含まれるのだが優先順位は低い。
それは、彼らが目標以外には手を出さないのに加え、事故や災害の復興には協力するし、手加減や容赦はしないが異能力保持者など凶悪な犯罪者を勝手に捕らえては、異能力軍や警察署の前に捨てて行くからだ。彼らを捕らえる労力を割くより、他の問題に労力を振った方が良いのだ。
益虫みたいなものである。
そんな組織なのだが、話題になり隊長達が騒ぐのにも理由がある。
「俺らの予定に合わせてくれるってよ」
「四ツ橋、六道、夫馬、青井、それと俺で行く。岡田は罠に備えて待機。それ以外は戻って良いぞ」
「ま、そうなるわな」
「了解」
「暴れて良いんか?」
「んーよいよい」
「承知した」
名前を呼ばれた5人は、一瞬でリラックスから仕事モードに切り替わった。
真剣に成らざるを得ないのだ。
確かに≪シュガーズ≫の確保優先度は低いが、脅威としての警戒度は最高に高い。確認されているメンバーは5人だが、小隊程度では軽く蹴散らされるのは経験済みだ。少なくとも3倍以上の人数か、同人数の隊長副隊長レベルが必要になる。
特に、シロップと呼ばれる女性は近付く事すら容易ではなく、出会い次第即撤退だろう。
「要求とかは聞いてるか?」
「当日口頭で、他は聞いてない」
「…成る程。日程の連絡は?」
「手紙を正門の前に置いとけってさ」
「日程は明日の正午。確か忌路区に廃校が合ったな、そこの校庭でどうだ」
「宮村くん。僕達にも予定があるのだけど?」
「後に回してくれ、お前らならどうとでもなるだろ。最悪、俺の名前出せば許されるし。こっち優先でヨロシク」
言葉が先か行動が先か、既に書き終えている日時指定の手紙を部下に任せる。彼は今から正門へこの手紙を置きに行くのだ。まだやらなければいけない仕事が沢山あるのに、誰でも出来るおつかいをするのである。彼は役職こそ無いがそれに次ぐ仕事を振られる程度に優秀な人材だ、ただそれが一般的なレベルで。隊長達の様に、気軽に手を抜く事は出来ないのに……
残念な事に、この場にいる最年少かつ雑用ポジションは彼しか居なかった。いつもの事だと念じ、彼は正門へ。
「正門って言っても、大きいんだよなぁ。この辺で良いかな? いやちょっと分かりにくいか、でも目立つ場所は邪魔になってしまうし…」
「ハル先輩。それなら僕が置いておきますよ」
「あ、ありが……えっ?」
彼は狐に摘ままれたらしい。
気を抜いていたし、普段から後輩達に呼ばれている様に声を掛けられ、疑わなかったのもいけなかった。
そもそも、白昼堂々とやってくるなんて思っても居なかった。
まんまと出し抜かれた彼は、深呼吸をしてから結論を出した。
「よし! 取り敢えず戻って、宮村隊長に相談しよう」
慌てず落ち着いて、困ったら相談出来るのが彼の長所だ。きっと隊長も、それが分かっていて彼に頼んだに違いない。
「んぁー、分かった。問題ない。お前はもうちょい気を張っけな。仕事中だけで良いからさ」
「はい、善処します」
そんなこんなで、その日は終わった。
次の日、何時もよりも口数少な目に隊長5人が揃った。これでも隊の長である。やらなければいけない時ぐらい弁えているのだ。
このまま目的地の廃校へ向かう。
「ねぇ大和くん。貴雄くんが居ないのだけど」
「彼奴は屋根の上だな。この寒さの中でもカッコつけたいらしい」
「よし、落とすか」
「良いねぇ~。そして事故処理してから帰ろうか」
「屋根の上!? トランクに乗ってる俺が霞むじゃん!」
「お前らは緊張を維持することも出来んのか」
「そーゆー大和さんも、車内に唐揚げの匂い充満させてんじゃん」
「だって腹減ってたし」
残念な事に、ツッコミ役が居なかった。出来なくはない大和は、出だしから間違っている。自家用車で集合場所に来るのは良い、距離的にも車が必要だから。その中に食べ物を積み込んで1人パーティーしてるのはどうかと思う。
それに対して他の4人も、それぞれ飲食物やゲーム等を持ち込んでいるのもおかしい。
仕事なのか遊びなのかハッキリさせたいところだ。
暫く走ると目的地が見えてくる。
ここ忌路区は数年前、異能力保持者による大掛かりな抗争が起こった地区である。異能力を自由に使いたい保持者と身の安全が欲しい保持者と異能力軍が争った結果、人が住める様な場所ではなくなった。今では行き場を失った人々が集まる無法地帯だ。少しずつではあるが、年々良くはなっているらしい。事実、面積的には既に半分程になっているとのこと。
その抗争に参加していたメンツなので、当日の話で盛り上がりつつも、廃校に到着だ。
「あれじゃね? 緊張感無さすぎ、ふざけてんの?」
「イヤお前が言うなよ。せめてその全身タイツ脱いで言え」
「真っ裸でか? 流石に寒いッス」
「我々はあの焚き火で暖まりに行こうか」
「そうだね。あ、マシュマロ持っていこう」
「…うい……あ"ぁ~気持ちわりぃ…」
校庭の真ん中で焚き火をして、その周りにはアウトドアグッズが並んでいる。見た感じでは、これからバーベキューを始める所ではないか。
車から降り、近付くにつれて見えてくる緊張感の無い姿。コンロに炭を置いているのだろう。役割分担なのか、野菜を切っていたりもするし、焚き火を突付く人もいる。
のんびりと椅子に座って何もしていなさそうだった女性が立ち上がると、隊長達の方へ向かって歩き出す。
女性1人と隊長5人が向かい合うと、予想はしていたがかなりのプレッシャーが……
「初めましてではありませんが、こうして顔を合わせるのも言葉を交わすのも初めてですね。わたくしは紗夜と申します。一応≪シュガーズ≫のリーダーで、シロップと名乗っています」
敵意はありませんよと言った感じで、両手をあげて話す眼鏡の女性に、それはもう警戒心MAXで対峙する隊長達4人。1人は車酔いでダウンしてしまったようだ、今は端っこで蹲っている。
「こりゃどうもご丁寧に。異能力軍1番隊隊長の宮村 大和だ。その節は部下が世話になったな、シロップちゃん」
嫌味を込めた大和の返答に、焦るシロップ。
なんか、お互いに思っていた反応と違う。
「あのぅ、本当に敵対しようとか思っていないので……むしろ貴方には、お礼を言うつもりだったのですが…」
その態度を演技だと疑う隊長と、割と本気でどうしようかと悩むシロップ。
そうだ、と名案を思い付いた気がしたシロップは、当初の予定通り隊長達を昼食に誘う。
「そろそろお昼ですし、一緒に食べませんか? 準備も……もう終わってるみたいですし」
「うむ。そうしよう! 六道くん、マシュマロは?」
「ありますよ~」
四ツ橋と六道の2人が、のほほんと誘いに乗って火に近付いていく。
準備が終わった他の≪シュガーズ≫もシロップの元へ集まり出した。そのうちの1人が、焼き上がった食材を乗せた紙皿を全員に配る。
「はいは~い。どんどん焼いていくからね~、あっ、少年。それ焼けてるよ~」
「そこの三つ編み、その肉はもう少し焼いた方が良い。生が良いのなら、専門店を紹介しよう」
「あ、兄ちゃん! それ俺のやつ!」
「わりぃわりぃ、六道の肉やるから怒んなって」
すっかり打ち解けている偶数番隊隊長。こういう時、適当で大体でいい加減な人間の動きは早い。そして、黒ずくめでダメージの入ったマントを翻して心の病人が現れた。抱き抱えるように持った発泡スチロールを下ろして、言った。
「普通に良い肉と、ワイヴァーンみたいな蝙蝠の肉と、竜みたいな蛇の肉と、今朝とれた野菜だ」
無駄にターンしてポーズを決めて、格好いいと思って格好付けて言ったのだが、完全にスルーされている。うん、まあいつもの事だ。
「ほらほら、追加のお肉も来たんだから喧嘩しない。そこの少女と心だけは少年の君、切るのを手伝ってくれるかな」
「はーい」
「おっしゃ任せろ! 海賊直伝のカトラス捌きを見せてやらぁ!」
何故、科学兵器の発達したこの時代に剣なのか。そしてそれを何処から持ってきたのか。でもだってそ、ロマンだから。夢があって良いじゃないか。どうせ実戦では殆ど使わないのだから、使える場面で使っておこうじゃないか。
少年と良い歳をした隊長が肉や野菜を切っている間に、焚き火を突付く少年が1人。
「…んー…そろそろ……? これは確認だからセーフ。つまみ食いじゃないから、火が通ってるかを確かめてるだけだからセーフ」
誰に言い訳してるのか、焚き火の中からアルミ箔で包まれた何かを取り出した。
熱を感じていないかのように素手でアルミ箔を捲っていくと、中から出てきたのはサツマイモだ。ド定番である焼き芋を口に運んぶと、満足げに残りも頬張っていく。
まだまだ出てくる。玉ねぎにじゃがいもトマト、タケノコ椎茸りんご牡蠣とうもろこしホットドッグ鮭ピザローストビーフグラタンホットサンド……もう一巡する。
一体この焚き火の中に何れだけの量の食材が埋まっているのか。大きさと比例していないが、世の中は不思議でいっぱいなのだ。気にしてはいけない。
そして、味見だの確認だのと言いながら、全てを平らげている少年の腹事情も謎である。
美味しそうに焼きりんごを食べている少年の背後に人影。シロップである。彼女は優しく。そう、優しく声を掛ける。
「観月くん。美味しそうな林檎を食べていますね」
ビクゥゥゥッ! と飛び上がるが、後ろを向こうとはしない。怒られるんだもの、怖い顔は見たくない。
少年は思い出した。林檎は全部で5つ焼いているし、用意した数も5つだ。元々3~4つは自分が食べるだろうと多く用意されている。今最後の一口を飲み込んだが、これは5つ目である。そして、焼き林檎がたべたいと、せめて1つは食べたいと言ったのが背後のシロップだ。そもそも、シロップが食べたいと言ったから林檎が用意されたのだ。
ヤバい。食っちまった……
いや待てまだ何とかなるかもしれない。今からスーパーへ買いにいけば……駄目だ。忌路区は限りなく無法地帯だ、普通に果物を置いている店なんて無い。あってもぼったくりだ。
「ねぇ観月くん。私の好きな食べ物って知っていますか?」
「…………………………りんご、です…」
「その通りです。私は焼き林檎をとっても楽しみにしていました。それは何処にありますか?」
「っはっはぁー! 喰っちまったなぁ、そんなもん! あるとするなら俺の腹ん中だよ! 」
恐怖が回ってテンションが可笑しくなったのか、少年は裏返った声で高らかに叫ぶ。顔が真っ白になり、目に涙を浮かべて、冷や汗が滲んでいる。恐怖が回ってテンションが可笑しいが、多分一周して戻ってきているのだろう。もう半周していれば、開き直れたのかもしれない。
「私の目を見て下さい」
「ごめんなさいかんぜんにわすれてましたすぐにかってきますゆるしてくださいごめんなさいまだしにたくないですゆるしてくださいなんでもします」
「はぁ…まあ良いですよ。先に取っておかなかった私も悪いですし。でも、食べ始める前に一言欲しかったですね」
眼鏡に伸ばしていた手を下ろして、シロップは少年の頭を軽く小突く。どうやらこれで勘弁してくれる様だ。
なんだかんだと言いながらも全員の腹が満たされたので、そろそろ本題に入りたい。特にゆるふわな6番隊隊長、馴染み過ぎている。
幸い、仕事で来ていることを忘れていなかったので、号令1つで気持ちを切り替える。
対する≪シュガーズ≫も、若いとは言え無法地帯の人間だ。身の危険を感じ取ると素早く臨戦態勢を作る。少なくとも、逃げ切れるだけの距離を取る。
「結論から申し上げましょう。≪シュガーズ≫は解散します。そして、今まで重ねた罪は全て、私と晶が犯したものです」
「ってことにしたいのか。何故だ? お前らは全員もれなく犯罪者だ、ここで拘束していっても良い」
「出来るのならすれば良い。僕達は全力で抵抗して逃げるから。それよりも、僕と紗夜を拘束して、他の3人の身元を把握した方がマシだと思うけど?」
それは確かにそうだ。隊長格をこれだけ集めても、逃げに徹っした彼等を捕まえる事は難しいだろう。集めた基準も、拘束する事よりも、戦闘になった場合を想定した人選だ。
まあ取り敢えず、話を聞くだけなら損は無い。
「僕と紗夜は≪パーカー≫の実験動物として育てられた。11年前の、異能力軍と≪パーカー≫の大規模戦闘の混乱に乗じて逃げ出した子供の1人だ。アイツらには恨みしかないし、潰す為に活動していた。僕と紗夜は、その為には何だってしてきた。けれど、観月、叶凪、春の3人は違う。家庭に問題があるみたいだけど、日陰で暮らす人間ではないんだ」
「彼ら3人の身元は、ここに纏めてあります」
紗夜が近くに居た黒ずくめの男に折り畳んだ紙を渡すと、男は紙を指先で挟み込み、フッ! と手首のスナップを利かせて全身タイツに投げた。
見事、後ろを向いていたタイツ男の脇に差し込んだ。
「お前らの要求は、まぁ飲めなくはない。裏で何やって来たかは知らんが、記録にある≪シュガーズ≫の犯歴は大したことがない。揉み消せる程度だからな。で、要求はそれだけか?」
「可能なら、あの3人を更正してあげてください。流石に、不良のままでは将来困りますから」
なんと仲間思いなのだろうか。しかしこの場には、自分さえ良ければそれで良い人間しか居ない。理解はしても共感は出来ないだろう。
んん~と唸った大和は、答えを決めた。
「紗夜と晶は、俺達と来い。そっちの3人はもう帰って良いぞ。……六道」
「その気は無いみたいだね。今は大丈夫じゃないかな」
「おい、妖怪タイツ男。あとは任せた」
「オーライタィィーィッツ!」
初代仮面ライダーの敵として出てきそうなポーズとともに、猛烈な勢いで片付けを始める。テントや椅子、焚き火にコンロまで、瞬く間に小さくなっていく。気付けば、何事も無かったかの様に綺麗サッパリだ。
立つ鳥跡を濁さず、来たときよりも美しく。
ネタにステータスを極振りしているだけあって、おふざけのクオリティが高い。どう考えても無駄な動きをしつつも、手際よく素早く片付いていく。
大和達が乗ってきた車に、六道、紗夜、晶が乗り込み走り出す。他は置き去りである。
幸いここは忌路区の端の方、何とか徒歩でも駅には着けそうだ。
仕方ないので、残ったメンバーで二次会に行くらしい。物凄く打ち解けている。
きっと隊長達は、帰ったら怒られると思うがそれは考えない様にする。大丈夫、怒られたって死にはしない。
後日、確りと怒られ絞られた隊長達は、遊んだ分のフォローを完璧にこなしたらしい。また、異能力軍に幻の0番隊が生まれたらしいし、感動の再開とか、始末書の山とか色々あったらしい。
まだまだ歴史の浅い異能力軍は、いつだって忙しいのだ。異能力保持者も楽ではない。
戦闘させるなら、真面目に連載してからですねぇ。
今回、初めて異能力軍以外の登場人物でした。
シリーズの4番隊にも名前が出てきた組織≪パーカー≫ですが、作者の頭の中では結構重要な組織をイメージしています。
因みに≪パーカー≫は≪Purker≫としたかったのですが、造語なので読みやすさを優先しました。人名とかではないです。
そろそろ作者の頭が空っぽになってきました。まぁ元々穴だらけですけどね、誤差ですね。